17日に「大阪都構想」の実現を問う住民投票が行われ、「否決」のジャッジが下された。この結果を受け同日、橋下徹大阪市長が会見を開き「政界引退」を明言。任期満了後の活動については、「弁護士やります」と答えた。
また、テレビ出演の可能性について聞かれると「求められるなら。報酬もらいますよ。これまでの7年半、ノーギャラでやってきたんで‥‥文化人枠じゃないやつで」と言い、不敵な笑みを見せたのだった。
芸能ジャーナリストは「橋下さんのタレント復帰に、戦々恐々としている人は少なくない」と言ってこう続ける。
「政界進出前の橋下さんは、人気弁護士のハシリでした。しかも、視聴者に対してわかりやすい言葉で説明できるし、白黒きっちりさせる発言も支持されていた。彼が政界進出したことで“橋下の後釜”に入っていた弁護士にとっては、仕事を奪われかねないと脅威を感じているでしょうね。例えばキレのあるコメンテーターとしてキャラのかぶる北村晴男弁護士の起用も今後は減るのでは‥‥」
さらに、復帰すればギャラはトップクラスになりそう。
「橋下さんは社会問題だけでなく政界についても語れる。タレント出身政治家の東国原英夫の出番も少なくなるでしょう。他の弁護士コメンテーターと違い、実際に政治家を経験した上での発言となるわけですから、視聴者にとってその信憑性の高さは比べものになりません。本人も『文化人枠じゃないギャラで』と言ってるので、起用する側もタレント級の金額を提示するはずです」(テレビ関係者)
終始笑顔の会見をしたことで「辞めた後のほうが好感度が高い」と言われる橋下氏。政界を引退しても、おなじみの「橋下節」でテレビ界を席巻することは間違いなさそうだ。