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第82回日本ダービー!スポーツ紙“エース記者”座談会「ドゥラメンテの末脚が最後の直線で爆発する」

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 今週は「日本ダービー」が東京で行われる。1番人気は皐月賞馬ドゥラメンテが支持されそうだが、スポーツ紙エース記者3名は、その強さを認めつつ、穴馬をあぶり出した。はたして、3歳馬の頂点に立つのは、どの馬か!

水戸 今年のダービーは、ドゥラメンテの1強でしかたがないのか。

小田 恐らく、この1頭だけが単勝2倍を切る人気になりそうですね。

高木 ある競馬関係者は、ナリタブライアンが勝った時(94年。2着エアダブリンとは5馬身差)と同じぐらい力の差があると。

小田 先日の皐月賞は、本当に強かったですからね。

水戸 そもそも、皐月賞をパスするって話もあったんだよな。賞金的に難しいから、ダービー一本にしぼるという。厩舎関係者もためらっていて、結局、中1週で共同通信杯を使った。

高木 確かに、日程的に厳しかったですからね。

水戸 その共同通信杯は、リアルスティールに負けて「やっぱり、中1週で無理をしているし、まだ弱さがある馬だな」と思ってた。

小田 共同通信杯は、石橋騎手が引っ張って下げてしまったのが敗因でしょう。

高木 そう。M・デムーロなら1度行かせてから、折り合いをつけたはずです。

水戸 驚いたのが皐月賞のパドック。本格化するのはまだ先、血統的にもリアルのほうが強いと見ていたのに、「あれっ」と思うほど馬体がよくなっていた。これは逆転もあるぞと。ポテンシャルの高い馬は、短期間で急激によくなるものなんだよ。

高木 もし今回、ドゥラメンテが負けるとしたら、自滅の形しか考えられないですね。スタンド前発走だから、ファンの大歓声でテンションが上がって、道中リズムを崩して‥‥。

小田 あと、皐月賞はクラリティスカイの(横山)ノリさんが前半1000メートルを59秒2と飛ばしてくれて、ドゥラメンテにとっておあつらえ向きの展開だった。前向きな気性の馬には、理想的な競馬になりました。

高木 今回は狙ったポジションを取りやすい内寄りの枠のほうがベストでしょうけど、デムーロも2度目の騎乗。出たなりのところでうまく我慢させて、最後の直線で爆発させる形になると思います。僕はリアルとの表裏を考えているんですけど、能力はドゥラメンテのほうが上と見てます。

水戸 ということは、この馬が本命か。

高木 まあ、そうですね。

小田 確かに、ドゥラメンテの死角を探し出すのは重箱の隅をつつくようなものですけど、皐月賞のようなペースにはならないんじゃないかなあ。もっと緩くなると思うんですよねー。

水戸 2カ月の短期放牧を挟んでの勝利だったから、その反動も気になるところ。気性面を思うと、折り合いを欠くなどしてね。

小田 ペースが落ち着けば波乱の余地はありますよね。穴党は、そこに賭けるしかありません(笑)。

高木 ヴィクトリアマイルで3連単2000万円の例もありますからね。

水戸 そう。競馬は何が起きるかわからんからな。

◆座談会メンバー

水戸正晴 サンケイスポーツ記者。週刊アサヒ芸能で「万券を生む血統論」を連載する大穴党。年に1度は帯封をヒットさせている。今回“行った行った”なら‥‥。

小田哲也 スポーツニッポン記者。愛称は“万哲”。近走成績より、その馬が最も強かったパフォーマンスを重視する大胆印で、大穴を量産している。

高木一成 日刊スポーツ記者。前走内容を勝ち負けにかかわらず分析するのが予想スタンス。競馬以外にも競艇、競輪など、日夜勝負勘を磨くギャンブラー。

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