一昨年に「あまちゃん」でブレイクを果たし、その後も映画「ビリギャル」で主演を務めるなど順風満帆の女優活動を続ける有村架純。
数多くのCMに出演し、テレビで見ない日はない有村だが、出版業界から「もう彼女絡みの仕事はしたくない」とボヤキ節が聞こえてきた。
「以前、ウチの雑誌で有村さんに表紙とグラビアに登場してもらい、僕が撮影のディレクションとインタビューを行ったのですが、想像を絶する地獄のような仕事でした」
と語るのは、大手出版社の雑誌編集者だ。
「現場での撮影とインタビューはそれほど大変じゃなかったんです。有村さんは無口だったものの、普通に写真も撮れてコメントも引き出せたんですが、問題はその後でした。編集作業に入ってから、事務所からの指示が異常なほど細かいんですよ。掲載写真には『ココのシワを消して』『顔のラインを削って』といった“命令”が届き、何十回と再提出させられる。インタビューでは現場で彼女が話してないことを追加するだけでなく、きっちりとインタビュアーのコメント部分まで事務所に指定されたため、事務所とモメにモメました。さらに、やっと完成したと思ったら『やっぱり写真のココとココを直せ』とくる。僕はこの業界に入って20年ちょっとですが、ここまで常軌を逸した要求をされたのは初めてです」
有村の大ブレイクの陰には所属芸能事務所による“異常なまでの”バックアップがあったようだ。
(白川健一)