飲み屋での二択を見ていこう。
・お酒は「ジョッキビール」か「ウイスキーロック」?
「アルコールは、どんな種類でも量を飲むほどに肝臓ガンのリスクは高まります。また、濃いほど舌ガン、喉頭ガン、食道ガンなど口から近いところでのガンのリスクが高まります」
やはり「最初はビール」は正しかった!?
「といっても、酒の種類にかかわらずお酒を飲む人は大腸ガンのリスクも高まります。なるべく薄めてアルコール量を少なくして飲みたいところです。ガンではなく動脈硬化のことを考えると少量のアルコールは効果があります。適量はビールなら中瓶1本程度です」
そのビールのお供には
・「アーモンド」それとも「おかき」?
「ピーナッツやカシューナッツには発ガン性物質が付着している可能性があります。特に外国から輸入されるアーモンドに付着するカビには、アフラトキシンという強力な発ガン性物質が含まれています」
おつまみには輸入ナッツよりも国産おかきをチョイスしよう。
続いて2品目は
・「枝豆」か「ビーフジャーキー」?
「燻製とはいぶすこと、つまりタバコの煙でいぶすのと一緒で、実はタールで調理していることになります。このタールが発ガン性物質で、長期間日もちするような真っ黒の燻製、それから極端に安いものは煙ではなくタバコの吸い殻の汁のような燻製液につけているものもあるので要注意です」
今夜からビーフもチーズもスモークしないでいただこう。
さらに、メイン料理は炭火で
・「焦げた魚」か「ミディアムレアのステーキ」のどちらを選ぶ?
「焦げた成分に発ガン性物質・ニトロソアミンがあるというのは日本人による大発見です。とはいえ、人体に発ガンを来すためにはトラック1杯ほどは必要になります。現実的にそれほど食べることはありません。また、問題なのは焼き肉などたんぱく質の焦げなので、サンマの皮が焼けていても、それほど気にすることはありません」
では、焼き肉は黒焦げにならないように焼き加減に気をつければいい?
「焦げよりむしろ赤身肉など、たんぱく質のとりすぎは腸内の悪玉菌に餌を与えるようなものです。便が臭くなり、悪玉菌を作る物質により、肝臓の発ガン性に影響すると言われています」
やはり、日本人のメインは魚しかない。最後のシメは
・「おしんこ盛り」か「お茶漬け」か?
「漬物は発酵食品ですから腸には非常にいいのですが、欠点は塩分です。必要以上に塩分をとれば、やはり胃ガンを誘発することになりかねない」