AKB48渡辺麻友の最新シングル「出逢いの続き」が苦戦している。6月9日付のオリコンデイリーランキングで初登場3位に食い込んだものの、売り上げ枚数が前作から大幅に減っているのだ。
「今回の『出逢いの続き』は推定1万9571枚に留まりました。前作の『ラッパ練習中』がおよそ2万9000枚だったので、1万枚近くも減った計算になります。これでは週間ランキングでも、前作の6万7329枚にはとても届かないでしょうね」(アイドル誌ライター)
選抜総選挙で3位に終わり、女王の座から陥落したとはいえ、そんなに簡単にファンが離れてしまうものだろうか? 前出のアイドル誌ライターは売り上げ減の原因として、発売日の設定に問題があったのではと予測する。
「今回のシングルは選抜総選挙の翌週に発売されました。レコード会社としては、まゆゆが連覇を果たせば、その話題性で売り上げが大幅アップすると期待したのかもしれません。しかし多くのファンはすでに、選抜総選挙のために疲労しきっていたはず。なにしろ先週の段階でもまだ、投票権が付いたAKB48『僕たちは戦わない』が3万7000枚も売れていたんですから」
つまり、女王になるかどうかわからないまゆゆの新作CDに資金を残しておくより、投票券付きCDを買い増して投票したほうがいいと考えた人が多かったということだろうか。
「しかも『出逢いの続き』は、まゆゆが主演しながらも歴史的な惨敗を喫したことで話題になったドラマ『戦う!書店ガール』(関西テレビ・フジテレビ)の主題歌だったんです。もしドラマがヒットしていたら、いくらかの上積みもあったのかもしれません」(前出・アイドル誌ライター)
その「戦う!書店ガール」の最終回が放送されたのは、奇しくもランキング初日の6月9日だった。おそらくはドラマがヒットし、選抜総選挙で連覇し、シングルもバカ売れという筋書きだったはずが、悪循環に陥ってしまった今回。ドラマもCDのセールス戦略も、シナリオを再検討したほうが良さそうだ。