6月6日の総選挙では3位に終わり、連覇を逃したAKB48の渡辺麻友。主演ドラマ「戦う!書店ガール」(フジテレビ系)の「視聴率3%台連発」「打ち切り決定」といったネガティブな話題がそのまま尾を引いてしまった形だ。
AKBグループの中では屈指の人気を誇る彼女も「歴史的大コケドラマ主演」の印象から、昨今、テレビ関係者の間では「女優に向いていない」「数字を持ってない」と評価はかんばしくないが、今回の主演ドラマで、逆に新たなファン層が加わったという。
「『戦う!書店ガール』も渡辺さんも、書店業界では相当注目されてます」
と語るのは、都内の書店に勤務する男性スタッフである。
「ネット上には『実際の書店の現場と違う』なんて声もあがっていましたが、ウチの店ではおおむね高評価。ドラマの特設コーナーを作って、渡辺さんが表紙の雑誌や写真集などを陳列しています。職場で応援していたドラマだけに、打ち切りが決まってから思い入れが出てきて、まゆゆファンになりました。同じ理由でまゆゆファンになった書店員が全国に大勢いるようです」
災い転じて福となす。総選挙で話題となった「中華砲」には遠く及ばないものの、全国の書店員たちの中にはまゆゆに票を投じて応援した人が少なからずいたことだろう。