現在放送中の朝ドラ「まれ」(NHK)で、主人公の希にキスし、その後もアプローチを続けるなど、“男のフェロモン”を見せている柳楽優弥。
デビューしてすぐの04年、当時14歳の柳楽はカンヌ国際映画祭で史上最年少で男優賞を受賞したものの、その後はあまりパッとしなかった。しかし、10年に1つ年上の豊田エリーと入籍して精神的な安定を得たからか、12年には蜷川幸雄演出の舞台「海辺のカフカ」で主演し、14年にも宮本亜門演出の舞台「金閣寺」で主演を果たすなど、それからの彼は俳優業にのめり込んでいる。
「芸能界で若くして注目を浴びてしまった役者は、舞台の仕事で脱皮することがあるんです。それは“オトナの事情”と呼ばれる利権よりも『いい作品を作ろう』とする良質のオトナに長期間触れ合えるから。柳楽もその典型でしょう」(演劇制作スタッフ)
昨年7月期のドラマ「アオイホノオ」(テレビ東京系)では、今までとは違ったコメディアンとしての一面も見せている。
「柳楽の事務所の先輩である山田孝之を越える俳優になれる可能性を感じます」
とは、ある映画製作関係者。現在、柳楽は25歳。まだまだ時間と伸びシロのある将来が期待される逸材だ。良質のオトナに揉まれて、さらに大きな役者へと変貌を遂げてほしい。