7月2日、三浦春馬主演の映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」(前編8月1日、後編9月19日公開)の完成報告会見が、長崎市の通称「軍艦島」で行われた。人気漫画の実写化だが、漫画ファンからは「イメージと違う」など批判も多い。
「かなり現実離れした内容ですし、ファンタジーでもないので実写化は難しいと言われていました。また、原作のキャラが一部登場しないことや、映画オリジナルキャラの登場にも批判がありますね。どの漫画の実写化でもそうですが、特に原作ファンの想像と違う配役に落胆する声が多いんです。今作はキャスティングが発表された段階では、石原さとみが演じるハンジ役が一番『違う』と言われていました。ハンジは頭脳派でかつ変人。おっとりした石原のイメージには合わないと感じたのでしょう」(映画関係者)
だが、劇中ビジュアルが公開されると、「石原のハンジ役が一番合っている」という声が多かったという。その理由を映画関係者が続ける。
「石原さんは役が決まった頃、原作ファンである地元の親友に相談したところ、『合ってないよ。まず雰囲気からして全然違う』とハッキリ言われたんだそうです。そこで原作本を読み込み、表情や考え方まで想像し、どんどん『ハンジ』になっていたんです。彼女はいつも、役が決まった時や撮影が終わった後に地元の親友に会います。それは、一般人と接することで、役柄から素の自分に戻れることと、業界人じゃない一視聴者の意見を大事にしているからなんです。以前、その話を聞いた時は『まぁ、ただその子といると楽しいからなんですけどね』と言って笑っていました」
撮影では怪我をしたり、叫び過ぎて喉を潰したという石原。親友のアドバイスで、「進撃の巨人」で一番のハマリ役と言われるようになるかもしれない。