日本テレビの音楽祭典「THE MUSIC DAY」が7月4日、生放送された。
総勢67組のアーティストが集結、合計11時間におよぶ生放送のなか、オンエア前から話題を集めた目玉企画が、史上最大10組総勢51人が大シャッフルした「ジャニーズスーパーヒットメドレー」だ。
このメドレーは、KinKi Kids、V6、NEWS、タッキー&翼、KAT-TUN、関ジャニ∞、ジャニーズWEST、Hey! Say! JUMP、嵐、TOKIOの各グループメンバーをシャッフルし、別のグループの持ち歌を歌うという企画。櫻井翔が番組総合司会ということもあり、嵐を中心にグループの枠を越えたパフォーマンスが繰り広げられたのだが、この光景にそれぞれのグループのファンはさまざまな思いを馳せたという。
「なかでも嵐ファンにとっては感慨深いものがあったのではないでしょうか」と話す芸能ライターが、その理由をこう続ける。
「かつてV6のバックダンサーを務めていたのが、嵐のメンバーなんです。なかでもV6で一番若い岡田准一と、嵐の最年長である大野智は同期の仲。その岡田が先にデビューし、大野は自身のデビューが決まるまでの4年間、ずっと後ろで踊っていたんです」
とはいえ、二人の仲に亀裂が入ることはなかった。岡田のデビューが決まり合宿所を去る際には、大野がお別れ会を開いたという。
「後に大野はこの時のことを振り返り、『親友が転校しちゃうようだった』と語っていましたが、もしかしたら大野はバックダンサーとして、後ろから岡田を温かく見守っていたのかもしれませんね。なぜならば、岡田もまた、年上の“お兄さん”たちに囲まれて、グループのなかで小さくなっていたからです」(前出・芸能ライター)
そんな二人はメインの歌手とバックダンサーという立場を過ごしながら、のちに大野は嵐としてデビュー、芸能界のトップへと上り詰めていく。
「おなじく嵐結成の5年後にデビューした関ジャニもまた、「THE MUSIC DAY」で同じステージに立ちました。関ジャニの年上二人である村上と横山は、嵐の相葉、二宮、松本と同期なんです」(前出・芸能ライター)
まるで青春時代を過ごした仲間との同窓会のような今回のパフォーマンス。そこにはV6、嵐、関ジャニの3つのグループの、横のつながりと縦のつながりが入り混じった、“斜めのつながり”の結束の強さを垣間見たのだった。
(琴葉)