91年に発売、155万部を売り上げた写真集「Santa Fe」。現在までのところ宮沢りえ最初で最後の一糸まとわぬ写真集となっている。「撮影時に宮沢が18歳未満だった」という疑惑もあり、取り扱い中止状態で、現在入手は困難。だが、約四半世紀の時を経て、3枚の未公開カットがさらされたのだ!
宮沢りえ(42)がみずみずしい裸身を惜しげもなくさらし、155万部の記録的大ベストセラーとなったヘアヌード写真集「Santa Fe」(朝日出版社)。
以降の宮沢はヘアはおろか乳首も封印。激しい濡れ場を演じ、数々の女優賞を獲得した映画「紙の月」(14年)でもバストトップ解禁には至らなかった。だが、同写真集の未公開カットが24年の長い沈黙を破り、日の目を見たのだ。
問題の衝撃写真を見ると、腰布1枚だけの姿で、正面からバストをさらす宮沢の姿があった。モノクロの写真ながら、その乳輪は、若々しい薄桃色を想起させるトーンである。長い黒髪を風になびかせる瞳には、初ヌードに挑む強い意志が宿っているかのようだ。
続けて公開されたのは、同じ衣装の宮沢を別アングルで撮影した2点。横から捉えた「乳出しカット」では、ツンと上を向いた乳首と美しいバストラインを浮かび上がらせていた──。
現在まで、宮沢にとって最初で最後のヌード写真集となっている「Santa Fe」は、「発禁状態」にある。7月15日に改正児童ポルノ法が施行され、「児ポ」の単純所持も処罰の対象になった。撮影は、写真家・篠山紀信氏によるものだが、被写体である宮沢の年齢が問題となっている。芸能記者が明かす。
「18歳の時に撮影されたとされていましたが、発売から逆算すると『撮影時17歳説』もささやかれており、真相は当事者にしかわからない」
もちろん、この写真集にあるのは、宮沢の「美」であって、「わいせつ」とは程遠いものである。しかし、版元の出版社や大手通販サイトは過剰反応したのか、取り扱いを中止しているのだ。同写真集の販売を継続している、神保町の古書店「荒魂書店」の店長が語る。
「月に4、5冊のペースで売れています。法改正後も当店では問題ナシという認識で、以前と変わらず定価割れの1800円前後で販売しています」
児童ポか否か──そんな議論をあざ笑うかのように、未公開カットを公開したのは他ならぬ篠山氏だった。