最近テレビであまり見かけなくなった壇蜜(34)が、8月1日から自衛官募集CMのキャラクターとなっている。「壇蜜+自衛隊」の斬新な組み合わせと相まって、自衛隊に体験入隊する動画が話題を呼んでいるのだ。
噂の動画は「リクルート隊長 壇蜜入隊してみた!」とのタイトルで陸・海・空の各部隊別に制作されたものである。
まずは陸上自衛隊編。壁を登る訓練が見ものだ。自分の身長を超えるため女性隊員に後ろから押してもらい、ハァハァ息を切らして壁の上でよつんばい状態になりながらも何とか完遂。その後、戦闘糧食のカレーも色っぽく平らげていた。
海上自衛隊編ではサイドパイプという笛がうまく吹けず、笛をくわえたまま「難しいです、お手本見せてください~」と指導教官に上目使いでオネダリするのだ。
さらに航空自衛隊編でも、機長と副操縦士のハンドルが連動することを知るや、
「何か『おそろい』みたいでいいですね」
と、妖しくほほえみかけるのだった。
「オナペットになりたい」と発言し、イベントや会見ではお約束の露出、超過激なSM濡れ場まで演じてみせた壇蜜を、おカタイ防衛省がいわば“掟破り”したような形で起用したのはなぜか。
「老若男女に知名度が高いというのも理由の一つです」(防衛省報道室)
自衛隊の内情に詳しいジャーナリストが解説する。
「自衛隊員が著しく減少し、1万4000人余りが不足している。防衛大学校の卒業生にある程度の地位を約束しても、民間に行く『任官拒否』が急増しています。これも安倍首相の安保法制強行により、戦場に駆り出されるリスクが増大したことの影響ですよ」
危機感を持った防衛省は、民間企業の就職セミナーに当たる「採用説明会」を開催している。
「現職自衛官と直接会話できるのが売り。年間の休みが多い、高給である、女性にけっこうモテる、などとアピールしています。さらには基地によっては近隣の風俗店に自衛隊割引があることまで説明された学生もいる」(前出・ジャーナリスト)
まさに必死。起死回生を狙った壇蜜起用も、その一環なのだろう。
芸能評論家・三杉武氏は壇蜜側の事情を語る。
「キャラがかぶる橋本マナミ(31)がブレイクし、一時期ほどの勢いはありません。CMがいちばん儲かるため、文化人として生き残ろうとしています」
壇蜜は昨年から各地でディナーショーを行っているが、参加した男性によると、
「客の各テーブルを回り、その日に着用している下着の色などの質問にも答えていました。抽選会では壇蜜さん着用済み衣装が当たった男性がハグしてもらっていて、羨ましかったです」
実は、このディナーショーが「予行演習」だとの指摘もあるのだ。
「かつて米国ではセックスシンボルのマリリン・モンローが軍を慰問して隊員の士気を上げました。防衛省とのCMキャラクター契約は今年8月から1年間。この間に壇蜜も各駐屯地での“慰問ディナーショー”を展開する‥‥防衛省にはそんな思惑があるのではないか」(前出・ジャーナリスト)
壇蜜という餌に食いつく入隊希望者がどれだけ現れるのか。