スポーツ

サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「前走惜敗ファドが巻き返す!」

20150903zz

 今週は「新潟2歳S」が新潟で行われる。若駒たちによる戦いだけに難解だが、両重賞を的中させ勢いに乗る万券王・水戸はファドに◎を打った。一方、札幌の「キーンランドC」は、3連勝中のティーハーフに注目!

 今週のメインは、新潟2歳S。年に今のマイル戦に改められたが、それでクラシック戦線で活躍する馬も多くなった。今年はどんなスター候補が誕生するのか、興味は尽きない。

 顔ぶれを見てみると、素質馬がそろっている。ハイレベルでのドングリだろうか。それでは、まずデータをひもといてみよう。

 マイル戦になった02年に馬単が導入されたが、それ以降、馬単で万馬券になったのは5回(07年から10年まで4年連続がある)。1番人気馬は6勝、2着2回。2番人気馬が1勝、2着2回。

 ま、特に大きく荒れる重賞ではないが、デビュー間もない若駒によるレースだけに不確定要素が多く、評価、人気どおり順当に収まることは少ない。

 また、この時期、牡馬と牝馬、性別による力の開きは少ない。牡馬、牝馬ともに背負う斤量は同じ54キロ。だからだろうか、牡馬8勝(2着7回)、牝馬5勝(2着6回)。わずかに牡馬が勝っているが、同じ斤量で戦うのだから牡馬に軍配を上げるべきと思うのは間違い。当方としても、その牝馬に狙いをつけてみた。

 狙いは、ファドだ。それなりに注目されている1頭だが、それでも人気は他の有力どころに譲ることになるだろう。

 デビュー戦は、まずまずの内容。特に強烈な印象はなかったが、安定感があって、危なげなく勝ち上がった。続くダリア賞は1番人気。しかし直線追い出すとピリッとせず、内に外へとヨレる始末。このへんが若さなのだろうが、しかし負けたとはいっても勝ち馬とはコンマ1秒差(4分の3馬身)の4着。体重が8キロ増とやや重め残り、余裕残しの作りだった。そのへんも騎手が追いづらく、ヨレた理由でもあったと思う。

 1番人気を裏切った悔しさもあり、陣営はすぐにもここ目標に再調整に入った。馬は反動もなく元気いっぱいで、それでだろうか、中間の稽古の動きは軽快そのもの。1週前の追い切りもリズムに乗って実によかった。

「デビュー戦はマイルだったが、距離は少し延びても問題ないタイプ。少なくとも前走(ダリア賞)の7ハロン戦よりは、マイルが合っている」

 こう力を込め、巻き返しを期するのは矢野調教師。馬の気配のよさから、陣営の意気込みのほどが伝わってくる。

 しまいがしっかりしているだけに、平坦の新潟は間違いなく合っている。他馬に比べ特に抜けたいい血統ではないが、それでも近親にデュランダル(マイルCS、スプリンターズS)などがいる血筋のよさは評価すべきだろう。よほどの道悪にならないかぎり、中心視したい。

 相手の筆頭、また逆転候補として取り上げたいのは、ウインミレーユロードクエストだ。

 前者は、新馬戦の内容がすばらしかった。減量騎手が手綱を取ったため51キロでの出走。その有利さがあったにせよ、他馬を子供扱いにした強烈な末脚は凡馬のそれではない。天皇賞馬ビートブラックの妹。あか抜けた好馬体でもあり、今後の注目株だ。

 後者は、これまた新馬戦を快勝したが、同じく瞬発力が武器。こちらもサクラチトセオー(天皇賞・秋)が近親にいて将来性は十分。3カ月ぶりだけに、仕上がり状態が気になるところだ。

 キーンランドCは、トーホウアマポーラに期待だ。前走のCBC賞は体調が思わしくなく、また道悪も響いた。参考外と見ていい。しかし、この中間はここ目標に一変した好状態。変わり身があっていい。

◆アサヒ芸能8/25発売(9/3号)より

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    「王座戦」初防衛に王手をかけた「鬼神・藤井聡太」の勝利の方程式は「パイナップル・キノコ抜き・室温20度」

    いくら漫画でも、こんな展開は描けない。将棋の第72期王座戦5番勝負第2局が9月18日、名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで行われ、午前9時の対局開始からわずか30分で76手まで進む「AI超速将棋」を藤井聡太七冠が制して2連勝。王座戦初…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
巨大怪物ザメ「メガロドン」を食い殺した「地球最恐の肉食クジラ」狂暴伝説
2
【独占インタビュー】「虎に翼」でブレイク…山﨑翠佳「高校3年生で妊娠の少女」俳優人生を決定づけた主演作の現場
3
【緊急】中日に「異常事態」発生!退団即呼び戻し&指導経験ゼロの「球団広報」がコーチ就任って…
4
野人・岡野雅行が学んだウソのような高校の実態「これは刑務所か軍隊か」地獄の日々
5
【場外激突】フジテレビを「日本シリーズ出入り禁止」にしたNPBの横暴にスタッフ怒髪天!