スポーツ

サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「ユキノサムライの末脚炸裂!」

20150910zz

 夏競馬も最終週! 今週は「新潟記念」が行われる。昨年は10年ぶりに1番人気馬が馬券になったが、ハンデ重賞だけに今年も大波乱がある!? 一方「小倉2歳S」は1、2番人気馬がそろって馬券になりやすい堅めの傾向。

 夏の新潟競馬。その掉尾を飾るのが、新潟記念。ハンデ戦だけに荒れるイメージの強い重賞だが、実際人気どおりに決まることはきわめて少ない。

 02年に馬単が導入されてからこれまでの13年間で、1番人気馬が勝ったのはわずか1回(2着2回)で、2番人気馬のそれも2回(2着1回)のみ。馬単で万馬券になったのも7回と多い(10年~13年は4年連続して飛び出している)。ただ、傾向はある。5歳馬の活躍(5勝、2着7回)が目立つ点で、続いて4歳、6歳馬がよく連に絡んでいる。

 ハンデはどうだろう。これは54~56キロが圧倒的だ。いくら波乱含みの一戦といっても、それなりに実績を残してきた馬でないと厳しいということだろう。それでも軽量馬は要注意だ。過去13年で51~52キロ馬は4勝(2着2回)と、アッと言わせている。

 あとは牝馬だ。出走頭数は少ないが、暑さに強いこともあって、よく連対を果たしている。今回は、スイートサルサが紅一点。3カ月半ぶりになるが、ここ目標に好仕上がりで、目が離せない存在だ。

 以上のことを頭に叩き込んでから顔ぶれを見てみようか。

 まさに多彩で、生きがいいアヴニールマルシェ、ミュゼスルタンの3歳勢、目下4連勝と波に乗るメドウラーク、新潟を得手としているダコール、アルフレード、パッションダンス、復活の兆しが見えたクランモンタナ、そして上がり馬のユキノサムライ、ロンギングダンサー、関屋記念2着マジェスティハーツといったところが人気を分け合うのだろう。

 まさに目移りしてしまうが、穴党としては、やはり直線の長い新潟コースを得意としているか、または合っていそうで、しかも軽ハンデという条件が満たされている馬はいないかと見てみた。

 狙ってみたいのは、ユキノサムライである。今回はオープン入り、昇級初戦。相手は一気に強くなるが、秘めた能力は高く、軽ハンデ(恐らく52キロ前後)をもってすれば、ここでも十分通用すると見ての狙いだ。

 前走は意表をついての逃げで、前半1000メートル64秒0のスローペースに持ち込み、そのまま粘り込んでしまったもの。差し、追い込み脚質の馬がこんな芸当ができたのだから、これだけでもかなり地力強化されていることがわかる。

 手綱を取った国分恭騎手も「ここにきて力をつけてきたのは確か。トモがしっかりして自在に動けるようになっている」と、成長ぶりを強調するほどだ。

 前走後はすぐに目標をここに。休み明け3戦目ということで、この中間さらに良化気配にある。しっかり乗り込んでおり1週前の追い切りも実に軽快だった。

「新潟は初めてになるが、息の長い、しっかりした末脚が武器。この馬には競馬しやすく、合っていると思う」

 とは木原調教師の弁。この新潟記念に照準を合わせたのは正解と言っていいだろう。

 これまで体質的な弱さが付きまとい、合わせて2年9カ月もの休養があり、6歳馬とは思えぬほど肉体的衰えはなく若々しい。この点は強調していいだろう。

 また、血統もいい。ダービー馬タヤスツヨシが近親にいてアンブライドルド(ケンタッキーダービー、BCクラシック)など、一族に活躍馬が多くいる良血。まだノビシロは十分なだけに“一発”があっていい。

 小倉2歳Sは、レッドカーペットに期待だ。

 前走の未勝利戦は好タイムでの逃げ切り勝ちだったが、手前を替えるのに苦労したり、ヨレたりと粗削りなところはあるが、とにもかくにも素質はかなりのもの。NHKマイルCをレコード勝ちしたダノンシャンティ産駒で、母はアルゼンチン共和国屈指のファミリーの出。前走から1ハロン短縮は歓迎。良馬場なら。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
段ボール箱に「Ohtani」…メジャーリーグMVP発表前に「疑惑の写真」流出の「ダメだ、こりゃ!」
2
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
3
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
4
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
5
【おむすび】栄養士編スタートで橋本環奈に「ギャルを履き違えている」ダメ出し