嵐の大野智に対し「40歳くらいだと思った」や、映像制作のスタッフに対して失礼な発言を連発し世間からひんしゅくを買った広瀬すず。ブログとツイッターで謝罪はしたものの“暴言女優”のレッテルはなかなか払拭されていない。
そんな中、来年公開予定の映画「四月は君の嘘」に山崎賢人とW主演することが明らかになった。原作は、累計発行部数300万部を突破している新川直司による同名の人気漫画で、主人公たちの学年は中学3年生という設定だったが、映画では高校2年生に変更された。
これに対し原作のファンからは「役者に合わせて年齢改変? いい加減にしろ!」「まずキャストありきなんだなぁ。後付けの設定変更にしか見えないから実写化は嫌なんだ」と設定変更に批判が殺到。さらに“漫画を実写化するとたいていガッカリする”という意見も多く見られた。
だが、ここ数年のドラマや映画は、漫画を原作にしたものが増えている。このような傾向を映画制作関係者は「脚本家が育っていないから」と話す。
「ベストセラー小説や漫画を原作としたドラマ、映画作品が増えたのは、すでにファンが確立していてその数字を見込めるからです。この安易さが脚本家をダメにしている。ここ数年で唯一オリジナルで話題になったドラマは、最高視聴率40%を超えた脚本家・遊川和彦の『家政婦のミタ』くらい。この時も“オリジナルを書ける脚本家を育てろ”と業界では危機感を持っていましたが、いまだに原作頼りの風潮は変わっていません」
漫画の世界観を違える実写化に怒る視聴者の声は、いつになったら業界に届くのだろうか‥‥。