今年だけで主演映画4本が公開され、一流企業ばかり12社のCMに出演する広瀬すず(18)。若くしてスター街道をばく進する一方だが、そんな新進女優にも鬼門と呼ぶべき“舞台”があったのである。
9月12日、公開中の主演映画「四月は君の嘘」(東宝)PRのため、広瀬は「痛快TV スカッとジャパン」(フジテレビ系)に出演。コインランドリーを占領する迷惑主婦のエピソードを紹介するVTRが流れた。
すると、広瀬はコインランドリー利用者に対して、
「洗濯機買えばいいのに」
「そうすれば何回も好きなタイミングでできるのに」
などと率直なコメント。ネット上には〈貧乏人を見下してるのか?〉〈広瀬のコメントにイラッとジャパンになった〉などと、たちまち批判的な声が殺到してしまったのである。
そして、5日放送のクイズ番組「ネプリーグ」(フジ系)では、制限時間内に日本語の単語を英語で解答するという単純なルールのクイズに挑戦。ここで、とんだ赤っ恥をさらしてしまった。
どうにか正解はあったものの、「朝食」「例えば」「警察」など、中学生レベルの簡単な英単語を答えられずパニック状態に──。一緒に出演していた、小島瑠璃子から「バカだったね~」と、見下すように皮肉られる始末だった。
「バラエティ出演では頭の回転はもちろんのこと、一般常識的な知識も必要になりますが、中学時代に芸能活動をスタートさせてアッという間に売れっ子となった広瀬さんは十分に学校に通う時間もなかった。英単語を知らないなんて、さもありなんでしょう。それを承知で映画のPRのためとはいえ、バラエティに出演させてしまう周囲があさはかだったのでは。今後もただやみくもにバラエティ出演を続ければ、またうっかり失言でネットユーザーから格好の“攻撃対象”にされますよ」(広告代理店関係者)
思えば、ざっくばらんにトークをしてしまう広瀬にとって、バラエティ番組が鬼門となったのは昨年来である。中でも極め付きだったのは昨年6月に放送された「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジ系)での番組スタッフに対する暴言だった。照明係や音声係について意見を求められ、
「どうして、大人になった時に照明さんになろうと思ったんだろう? 本当に声を録るだけでいいの?」
などと言い放ち、〈スタッフ軽視発言〉とネットを炎上させ、自身のツイッターで謝罪するハメになった。
一方で、映画関係者は広瀬をこう擁護する。
「他にも、バラエティ番組で食事シーンを隠し撮りされ、広瀬さんのマナーの悪さが目立ったことがあった。でも、素の彼女はそのへんの同年代の子と変わりませんからね。だから演技で役に入り込んだ時のギャップが広瀬の評価を上げている面があるんですよ」
9月17日から公開された映画「怒り」(東宝)では米軍基地問題で揺れる沖縄在住の女子高生役で、“女優魂”を見せつける熱演を見せている──。
夜の公園、友人を探していた広瀬は突如、2人組の米兵に背後から襲われ、逃げ惑うも、一人から押さえつけられてうつ伏せにされると、もう一人にパンティを剥ぎ取られ、水泳の平泳ぎのように無理やり脚を開かされて背後から強姦されてしまう。抵抗むなしく犯される広瀬が涙を流し悲鳴を上げる。駆け寄った友人が下半身に衣類をかぶせ、警察に通報しようとしたが、「誰にも言わないで」と懇願するのだった。
映画ライターが言う。
「思わず目をそむけたくなるほどリアルでした。一足早く公開されている主演作『四月は君の嘘』とはあまりにも対照的な役で、オーディションで役を勝ち取ったという『怒り』で新境地を開拓しました」
女優としてせっかくの評価急上昇。しばらくはバラエティ出演を自粛したほうがいい!?