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サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「アルマディヴァンの初重賞制覇だ!」

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 今週から舞台を中央に移し、中山では「京成杯AH」が行われる。過去10年で1番人気が馬券になったのは07年の3着のみ、という波乱含みのハンデ戦。今年も穴狙いが正解か。一方、阪神の「セントウルS」は先行勢に注目。

 ローカル夏の陣が幕を閉じ、秋の中央場所がスタートを切る。その中山競馬開幕週のメインは、京成杯オータムハンデ。マイルでのハンデ戦だ。

 周知のとおり中山のマイル戦は、2コーナーのポケットからのスタート。加速がつくところで急に折れる最初のコーナーがある。そのためスムーズに曲がれないで外に膨れたりする馬が必ずと言ってよいほどにいる。よって多頭数になるほど外の馬はハジかれたりして不利を被りやすい。アオリを食うわけである。

 今回は、フルゲート(16頭)必至。それだけに、より枠順による有利、不利がありそうだ。と書いたところで、枠順が決まる

のは週末。このへんは考えずに勝ち馬をあぶり出さなければならないのがつらい。もし推奨馬が大外枠に入ってしまったら、ご容赦を。

 おむすび型のトリッキーなコースでの競馬で、しかもハンデ戦。不確定要素が多く、荒れるイメージが強い。02年に馬単が導入されてからこれまでの13年間、馬単で万馬券になったのは4回(馬連では3回)。そう大きく荒れるということはないのだが、それでもこの間、1番人気で勝ったのはわずか1回のみ(2着はなし)。一筋縄で収まる重賞でないことは確かだ。

 データからいくと2番人気馬の活躍が目立つ(6勝、2着1回)。それと充実の5歳馬が圧倒的に強い(7勝、2着6回)。これに伸び盛りの4歳馬、成長期にある3歳馬が続く。

 ハンデは、どうだろう。意外にも57、58キロと重い斤量を背負わされた馬がよく勝ち負けしている。地力ある実績馬は軽視すべきではないということか。それでも53~55キロの馬がよく連に絡む。数戦前にオープン入りした俗に言う“上がり馬”に課せられるハンデで、ここにきて力をつけてきた馬は要注意とすべきだろう。

 前述したポイントを頭に叩き込んで、中心視すべき馬を探ってみよう。

 真ん中より内め、好枠を引くことを条件に最も期待を寄せてみたいのは、アルマディヴァンだ。

 ここにきてグングンと力をつけてきたことは確か。使いづめだが暑さに強い牝馬で、5歳の秋を迎え、充実しきっている。

 前々走の中京記念の際も当欄で推奨。みごと2着を確保し、馬単、馬連とも万馬券になったが、続く前走の関屋記念は4着。レッドアリオンが逃げ切ったものだが、差し、追い込みが身上のこの馬には流れが向かなかったわけだ。

 それでも勝ち馬とはコンマ2秒差。ここにきて地力強化された証しでもある。

 中京記念が52キロで2着だったことを思えば、今回は恐らく前走から1キロ減る53キロではなかろうか。前走のふんばりが評価されるようなら同じ54キロかもしれないが、問題なしと見た。

 実績、脚質から直線の長い左回り(東京、新潟、中京)向きの馬と思われがちだが、今年3月に中山のマイル戦で差し切り勝ちを演じたことは、忘れるべきではない。近親のレインボーダリア(エリザベス女王杯勝ち)と同じく遅咲きの馬。初重賞制覇のチャンスだ。

 逆転候補にあげたいのは、オツウだ。

 こちらもアルマディヴァンと同じ5歳牝馬で、真ん中より内め、好枠に入ることが絶対条件。というのも、横山典騎手とのコンビ。そもそもが先行脚質だけに、この名手なら大胆に逃げの手に打って出る可能性があるからだ。

 こちらもマイル戦は得意。前走の中京記念は大外枠で、コースロスを強いられながらも勝ち馬とはコンマ6秒差だった。トウカイポイント(マイルCS勝ち)が近親にいる良血で、軽ハンデ(51~52キロ)にモノを言わせての一発があっていい。

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