女優としてのポジションを確立し始めているAKB48の元エース・前田敦子が、年末のトーク番組「ボクらの時代」(フジテレビ系)にグループの黄金時代を共に支えた元チームメイトの高橋みなみ、指原莉乃と出演。AKB結成時のエピソードや、恋バナ、結婚観について、さらには今後のAKBグループについてなどさまざまな内容でトークを展開した。しかし2人に対する前田のリアクションがあまりに冷たすぎると、放送後にネットを中心に話題になってしまった。
番組序盤、自身のファッションについて奇抜だと自負している高橋が、「アタシ、2年前から赤髪やってっから!」と少し自慢げに話すと、前田は興味なさそうな顔で薄い反応。それを見た指原は思わず「あっさんって、たかみなに厳しい」と発言。ところが、番組後半には高橋ではなく、指原に対する当たりが次第に強くなっていく。
AKB加入前にアイドルオタクで有名な存在だったという指原について、「えっ、何で?」と最初は興味を示していた前田だが、指原の口から「2ちゃんねるで可愛い女オタとして有名人だった」という言葉が出ると、これまた完全に冷めきった表情に戻り、「へえ~、よかったね」と寒いリアクション。指原や高橋も笑うしかない状態だった。
その他にも、指原が自分は選抜総選挙に来年も出るべきだと話すと、最終的には「じゃあ、来年取って辞めれば?」とまるで他人事のような返し。指原も「すっげ~簡単に人生決めるんじゃないですか、私の!」と苦笑いで反論していた。
視聴者からも「まさかの塩対応(笑)」「完全に2人を見下してる」「日曜の朝から見たくなかった。イラッとした」という困惑の声が殺到した。
「もともとメンバーに対する塩対応はグループ時代からありましたが、これまで以上に当たりがキツいように感じました。ファンからは尾上松也との破局でイライラしていたのではという意見もありましたが、破局自体は半年も前のことですから全く関係ないでしょう。実際、番組中に結婚観について語っている時は、前のめりになってノリノリで話すなど、いちばん興奮気味でしたから。ようは、映画やドラマである程度成功していることもあり、前田は元AKBの肩書きをそれほど重要視していないということだと思います」(アイドル誌ライター)
前田は3月発売予定のAKBシングルにOGとして参加予定だが、必死に生き残ろうと古巣にしがみつく一部のOGとは心境も何もかも違うのだろう。しかし、まだまだこれからの若手メンバーたちは、前田から“塩対応”以外のものを吸収していただきたいものだ。
(佐伯シンジ)