フジテレビでは、朝の情報番組「めざましテレビ」の出演者を中心に構成された「めざましファミリー」で“人事異動”があった。フジ関係者がこう話す。
「局の『顔』である加藤綾子アナ(30)をトップに、山崎夕貴アナ(28)、永島優美アナ(23)、三上真奈アナ(26)、フリーの高見侑里(28)らが、食事の時に集まります。これまでは、三田友梨佳アナ(28)がNO2としてまとめ役だったのですが、番組を卒業して“ファミリー”を脱退。山崎アナが昇格しました。三田アナは『直撃LIVEグッディ!』を担当してから、司会の安藤優子(56)のプレッシャーで精神的に追い込まれ、『戻りたい』と漏らしています」
フジ一大派閥の相談役には、番組出身者で現在フリーの高島彩(36)が任されているという。
「加藤アナがフリー転身の相談をした時、『まだそのタイミングじゃない。今は焦らずに原稿を読む技術を高めるべき』とアドバイスを送っていました。元TBSの田中みな実(28)がフジで初レギュラー番組の出演が決まった時には、『局内には優秀な女子アナがたくさんいるのに、なぜ使わないのか』と知り合いのプロデューサーに意見しました。後輩アナたちからの信頼度は高く、高島の影響力はいまだに強い」(前出・フジ関係者)
元同局アナで、キャスターとして活躍する長谷川豊氏がフジの派閥事情について、こう明かしてくれた。
「派閥になりやすいのは同期であること、または同じ番組を担当することですね。ただ、同期でも一方のプライドが高くて仕事がない場合は、ライバル関係に発展することもあります。過去に週刊誌で、番組で共演していた中村光宏アナ(31)を生野陽子アナ(31)と加藤アナが取り合ったという記事がありましたが、実際は仲がいい。三角関係を自分たちでネタにしているだけで、まったくのガセです(笑)」
現在は派閥同士の対立もなく、平穏な空気が流れているが、かつては陰湿な嫌がらせもあったそうだ。前出・長谷川氏が続ける。
「10年以上前ですが、千野志麻(38)、梅津弥英子(37)、政井マヤ(39)が同期入社したその年、フジテレビ子会社の共同テレビから、フジの最終選考で落ちた滝川クリステル(38)ら3名が出向してきました。当時、局内には共同テレビのアナウンス室がなく部屋を間借りしていました。ところが、局内の雰囲気は『お前らは共同のくせに』という見下した感じ。3人いるのにデスクを2つしか与えず、滝川アナたちは1つの椅子に座らされていました」