体操世界選手権・団体で37年ぶりの金メダルを獲得した日本代表団が10月4日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)に登場した。
鉄棒やつり輪にぶら下がって、超絶技を繰り広げる体操選手はさぞ握力が高いだろうと、持ち出されたのが握力計。「日本の男性の平均値は48キロくらいだそうです」という前フリのうえで、加藤凌平選手が代表して握った握力計メーターの数字はなんと「37キロ」。
体操選手は握力がない、と言いつつも、「わっ! 低っ!」と思わず嘆息する加藤に、内村たち面々も「いや、そんなもんだと思う」と口々に。
その後、請われて握力計を握った内村航平選手だが、「ボクはもっとないと思う」「つり輪のような力技は少し握力が関係あるかもしれないけれど、鉄棒は力を抜いて握らないと技ができない」と予防線を張って握力計測にのぞんだ内村選手だったが‥‥。ギュッと握りしめた後に、思わずこぼれた言葉が「え? こんな!?」。その数字は、なんと加藤選手を下回る35キロ!
スポーツインストラクターがこう解説する。
「文部科学省の平成24年の調査によると、握力は60歳を境にだんだんと落ちていきます。高齢者、75歳から79歳の男性の握力の平均が34.71キロなので、内村選手の握力はこの世代と同等ということになります。往年の体操選手、具志堅幸司さんも握力は50キロほどだったとか。意外に、体操競技の実力に握力は関係ないのです」
6連覇の金メダリストより、握力だけはあなたのほうが勝っているかも!?
(大門はな)