中山美穂が12月2日の「FNS歌謡祭」にて、18年ぶりにテレビ番組で歌を披露。ファンや関係者からの評判もよく、来年にも歌手活動や女優業を再開するという。だがテレビ誌のライターは、高い期待を抱かないほうがいいと指摘する。
「たしかに歌声は衰えておらず、45歳とは思えない美貌も健在でしたが、今の芸能界でどれくらい中山が活躍できるかは疑問ですね。とくにドラマに関して言えば、中山に適した役柄はかなり限定されるのではないでしょうか」
とはいえ、昨年のドラマ「プラトニック」(NHK BSプレミアム)では12年ぶりの主演も果たし、作品の評判も良かったのでは?
「同作品で演じた、心臓病の娘を抱える母親はぴったりでしたが、母親役以外でどんな役がハマるのかが疑問です。若い頃のように艶っぽさを発揮するなど、殻を破る思いきりがあればいいのですが」(前出・テレビ誌ライター)
ならば歌手活動はどうだろうか。7月に発売された30周年記念のシングルボックスは好調で、ファンからの支持も厚いようだが、これについても前出のライターは疑問を呈する。
「同ボックスの購入者は全盛期の中山を知る古参ファンがほとんど。もちろん懐メロ歌手としての需要はあると思いますが、森高千里のように新しい面を見せていかないことには、中森明菜のような開店休業状態になりかねません」
その森高は最近、かつてのヒット曲をエレクトロ・ポップ風にアレンジしたり、ダンスチューンのリミックスだけでライブを開催したりと新境地を展開。中山と同学年ながら短いスカート姿を披露するなど、年齢を感じさせない活躍を見せている。
「中山もぜひ、若き日のツッパリイメージを21世紀風にアレンジし、今どきのギャルから尊敬されるようなカリスマ像を模索してみてはいかがでしょうか。そうすれば若き日の彼女にときめいたオジサンだけでなく、年上好きの若者も熱を上げてくれそうです」
そんなミポリンをぜひ見たいと思う人は決して少なくないことだろう。
(白根麻子)