かつてのスーパーアイドル・中山美穂(48)は、14年にミュージシャンで小説家の辻仁成氏と離婚した。愛息の親権を放棄した離婚の真相を告白するや、主婦層からブーイングの嵐が。アラフィフとなった今、正念場を迎えているのだ。
今や「子供を捨てた母親」のレッテルが重くのしかかり、中山からスターのオーラが消えつつある。女性誌記者が振り返る。
「離婚直後、中山はビューティー雑誌『美ST』で、家庭を捨てた理由について『好きな人と出会いました』と言い放ちました。音楽家のお相手、渋谷慶一郎氏(45)との交際には、所属事務所グループのトップも『別れなさい』と大反対していたのに突っ走った。そのため15年7月に歌手デビュー30周年記念のCD-BOXを発売した際も、周囲のバックアップ体制が盤石とならず、売り上げは伸びませんでした」
ところが15年冬に渋谷氏と破局すると、中山は事務所に泣きつくことになる。
「育ての親でもある芸能界のドンに謝罪。バックアップを約束されると、しだいにメディアへの出演機会は増えました。17年4月には月9ドラマ『貴族探偵』(フジテレビ系)でメイド役を務めたり、お菓子メーカーのCMに起用された」(女性誌記者)
今年5月には、主演映画「蝶の眠り」(KADOKAWA)も公開されたが──。
「大コケでした。年の差恋愛を描いた作品は中山の恋愛体質とダブり、女性層の反発を招いてしまった」(スポーツ紙芸能デスク)
苦難の中山は、なんとか復活しようと模索を続けているのだという。
「昨年から『コンサートをやりたい』と話しているそうです。ボイストレーニングを続けていて、今年5月にはライブコンサートに参加し、92年のヒット曲『世界中の誰よりきっと』を18年ぶりに熱唱した。とはいえ声量不足は明白で、この秋もゲスト出演で数曲歌う程度だそうです」(女性誌記者)
ドラマ主演にしても、高額なギャラがネックで、思ったほどオファーがないありさま。
「主演ドラマであれば、今でも1本200万円以上です。返り咲くためには、秋のドラマ『黄昏流星群』(フジ系)が試金石になる。主役は佐々木蔵之介で、妻役が中山、愛人役が黒木瞳。弘兼憲史氏の同名コミックといえば、熟年男女の最後の恋のストーリーで、濡れ場は見どころの一つです。視聴率低迷に陥るフジだけに、これまでになくリアリティにあふれたエロテッィクさを描きたいようです」(スポーツ紙芸能デスク)
初心に帰って、デビュー作「毎度おさわがせします」(TBS系)のような「裸一貫艶技」が復活の近道かもしれない。