乃木坂46に続く坂道グループの二番手として昨年8月に誕生したばかりの欅坂46が、年末に放送されたフジテレビの音楽特番「FNS歌謡祭 THE LIVE」で、初パフォーマンスを披露して話題になった。ちょうどその1カ月前に初イベントとなる「お見立て会」を行ったばかりのまだ初心なグループだけに、緊張から硬さが目立ったものの初々しさがあってよかったと好評も多く、ファンたちは歴史的瞬間に立ち会えて大満足だったようだ。
初冠番組「欅って、書けない?」(テレビ東京系)もスタートさせている彼女たちだが、番組の放送時間が深夜なこともあり、ファン以外の人では初めて欅坂を見たという人がほとんどだったようだ。
そういった人たちがまず一番に注目するのがやはりセンター。記念すべき初ステージでセンターに抜擢されたのが、ショートヘアが可愛い現在中学2年生の平手友梨奈だ。そんな平手を初めて見た人たちの印象は「センターの子、生駒ちゃん系だね」「欅坂もやはりこの系統で攻めるのね」など、乃木坂の初代センターである生駒里奈と被ってしまうという声が多かった。
「披露した楽曲は乃木坂46の名を一気に世に広めるきっかけとなった4thシングル『制服のマネキン』です。もちろん、生駒がセンターを務める楽曲ですが、数ある生駒センターの楽曲の中でも一番生駒の存在感が際立つ作品です。そのため、その世界観を壊さないためにかつての生駒のルックスにそっくりな平手を起用したのは無難な判断だったと思います。堂々とした立ち姿も生駒を彷彿とさせるものがありましたね」(アイドル誌ライター)
ただ、単に似ているというだけではもちろんセンターになれない。さらに平手について、前出のアイドル誌ライターはこう説明する。
「平手は現在14歳の中学2年生で、欅坂の最年少メンバーです。ですが、グループ内で一番しっかりしているメンバーとも言われています。また、彼女にはアイドルとしてやっていくという並々ならぬ決意を感じます。先月のお見立て会イベントでの自己PRタイムでは『私は人気者になってチヤホヤされたくてアイドルになったわけじゃない。自分を変えたくてアイドルになった』と語っている。生駒も素人時代はイジメられっ子だったが、引っ込み思案な自分を変えるために乃木坂入りを決めている。そういった活動へかける想いの熱さも生駒同様のものを持っている」
まだまだ正式なデビューも決まっていないグループだけに実際、誰がセンターポジションにつくのかは読めないが、運営も推したくなるような逸材である平手が、現時点では1歩リードといった感じのようだ。
(石田安竹)