玉 さて、今年話題のあの人は、豪ちゃんの一番の大ネタみたいだね。
吉 某誌の元編集長が「いいとこまでいったニューハーフがいる」って言ってたんですよ。それがアルフィー・高見沢激似のニューハーフで、その編集長は酔っ払うと何でもよくなっちゃうから、家まで行って添い寝して、さあヤろうとしたら、フグリに触った瞬間、冷静になって、ヤレなかったという。そのニューハーフから2年ぐらい前に聞いた話として、今話題の人とヤッたと。でも、昔はその話題の人も知名度ないから黙ってたって。今年、その人の知名度がとんでもなく上がって、ようやく言えるネタになったんですよ。
水 それはすごいスクープだな。その人、奥さんいたはずだけどな。
吉 最近、ニューハーフ好きとかの記事が出始めてるじゃないですか。
宇 まぁ「ガチムチ同士」みたいな可能性だってあったんだから、ニューハーフだったらまだ、比較的ノンケ寄りじゃねえかっていう(笑)。
玉 比較的(笑)。
吉 高見沢激似とはいえ、ちゃんと見た目、女になってるんだったら。
宇 そうそうそう。でも、間違いなくそっちのタイプだろうと思った。
吉 で、それがバレるのを恐れてなのか、ホモの人とかをツイッターでブロックしたりの過剰反応もしてるみたいです。
宇 ホモフォビアはあるんだ(笑)。
玉 チン没する可能性あるな。
吉 「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」が映画化。蛭子さん、ホントにバスで話題になってる自覚すらないですね。蛭子さんにバス旅の話題振っても「バス?」(笑)。
水 認知症が入ってんじゃないですか?
吉 だって、インタビューでバス旅について聞かれても、「あんなもんね、もうブーム過ぎたよ」ですからね。
宇 クールですねえ。
吉 蛭子さんの新刊、買ったって言ったら、「何で買うの? もったいない。売れたと思って、すぐみんなまた本出させようとするんですよ」って。
水 宇多さん、こういう映画化はどうですか。
宇 これ、映画化してどうするの?
水 恐らく短期間公開するんだよね。それで映画化したという。
宇 映画化って劇場にかけるっていう意味なのね。何か火薬使って爆発が起こったりとか、そういうことじゃないんだ。でも、「テラスハウス」は大ヒットしましたよね。今どきの映画館にありえない盛り上がりだったらしい。
玉 へえ。なら「バス旅」当たるかもしれないな。
宇 当たらないでしょう(笑)。
水 だって、スクリーンの必要性ゼロだもん。
宇 いや、でも、わかんない。お年寄りとかが行くのかなあ。最近観る映画ないからって。
玉 マドンナが三船美佳なんですよ。
水 あ、そういう動員かけてるんだ。なるほどねぇ。
吉 長渕剛の「富士山麓10万人ライブ」は最高でしたよね。
水 行った?
吉 いやいや、行くわけないですよ。この日、イベント中だったんですけど、リアルタイムで入ってくる情報が全部、おもしろかった。
宇 帰りにお客をバスでピストン輸送するんだけど、はけるのに6時間もかかったって。
吉 車で行くのも禁止、歩いていくのも禁止みたいな。全てバスで行かなきゃいけない。当の長渕だけはヘリコプターで現地に来る。
宇 マゾなの? ファンは(笑)。
吉 あまりの対応の悪さにキレた客が、ライブの係員を森に連れ込んでボコボコにしてたという。
水 まあ、そうなるとは予想してないもんね。
宇 いや、予想できますよ。制作スタッフとキャパ、どんだけかかるか計算してみようぜって、やってるはずですよ。どう考えても無理でしょ、こんなもん。
吉 行くまでがすごく過酷だから、夜明けだけで感動するらしい。
宇 高野山に登るとか、そういう類いの苦行だね。
<座談会メンバー>
宇:宇多丸
吉:吉田豪
水:浅草キッド・水道橋博士
玉:浅草キッド・玉袋筋太郎