12月22日から関東圏で放送されている東京シティ競馬の新CMにて、剛力彩芽と斎藤工とのキスシーンが映し出されている。
CMのため唇が触れる描写こそないものの、2人が顔と顔を寄せるシーンは実に20テイクも撮影されたとか。そんな疑似キスシーンについて、テレビ誌のライターはこんな疑問を呈する。
「競馬のドキドキ感をキスシーンに込めた演出なのかもしれませんが、男版・壇蜜と言われる斎藤工はともかく、剛力のキスシーンに誰が期待しているんでしょうか。ボーイッシュなイメージが売りの剛力に、キスシーンは求められていませんよ」
そんな剛力もキスシーンの経験がないわけではない。ドラマ「未来日記-ANOTHER:WORLD-」(フジテレビ系)では、岡田将生を相手に初挑戦。恋には奥手の女子高生を演じた主演映画「L・DK」でも、学校一のイケメン役こと山崎賢人にキスされるシーンがハイライトの一つとなっていた。これらのシーンについて芸能ライターが解説する。
「どちらの作品でも、キスシーンに挑戦しましたというアリバイでしかないような、ただ唇を合わせるだけのごく軽いものでした。女性なら岡田や山崎にキスされる自分を思い描いて興奮できるかもしれませんが、男性視聴者にとっては物足りないことこの上なし。結局、さほど話題にもなっていません」
こんな声の一方で、剛力のキスシーンが男性視聴者の心を掴んだ例があったというのだ。
「それはドラマ『クロコーチ』(TBS系)で見せた香椎由宇、そして芦名星とのキスシーンです。真面目な刑事役を演じる剛力の唇を、科捜研の研究員である香椎や芦名が奪うシーンは、女性と女性のキスながら、雰囲気はお姉さまにしてやられる少年の雰囲気。この時ばかりは剛力の魅力を認めない男性視聴者も、妙なドキドキ感を感じていたようでした」(前出・テレビ誌ライター)
どうやら剛力の魅力を引き立てるには、少年っぽさを感じさせるような舞台設定が最適のようだ。
(白根麻子)