12月22日にバラエティ番組「ロンドンハーツ3時間SP」(テレビ朝日系)が放送された。同番組は昨今、視聴者から企画のマンネリ化が叫ばれているという。
「この日、特番で放送されたのは、芸人らが一流のカメラマンやメイクの技術を駆使して写真撮影する『奇跡の一枚』や、芸人たちの裏側を暴露する『ウラでこんな事やってました2015』の2本立てでした。しかしそのどれもが、過去に同番組が行ってきた企画の焼き回しで、年末SPにも関わらず新鮮味は皆無。そのため視聴者からは『最近、ロンハーの企画は完全にマンネリ気味』との辛辣な意見がネット上で多く見られました」(テレビ誌記者)
1999年に番組が開始して以降、長年、バラエティの一線を走り続けてきた『ロンハー』だが、最近は視聴率も低下し、その人気に陰りが見え始めている。
さらに今回の特番では、他局からあからさまに盗作したと思われる企画があったという。
「『ウラでこんなこと~』のコーナーにて、早帰りダービーという、番組の収録後に誰が一番早くテレビ局を出るのかを競うという企画がありました。しかしこれが、昨年まで『24時間テレビ』(日本テレビ系)の深夜に毎年放送していた『しゃべくり007』メンバーの帰宅を観察するドッキリと、構成や実況スタイルなどが、ほぼ同じだったのです。視聴者からも『ここまで丸ごとパクるパターンは初めて見た』との意見が殺到。通常、他から企画をパクる場合でも、少し趣向を変えて制作されることならよくありますが、ここまでまったく同じ演出なのは珍しい。そのため普通に観ていた視聴者からも疑問の声が上がったようです」(前出・テレビ誌記者)
かつては狩野英孝などのドッキリで、人気を博してきた「ロンドンハーツ」。しかし昨今はオリジナリティの少ない企画が続き、バラエティファンからは不満の声があがってしまうようだ。
(森嶋時生)