昨年の「NHK紅白歌合戦」に悲願の初出場を果たし、2016年はさらなる高みに向かっていくことが確実視されていた乃木坂46だが、突然の悲報がファンたちを襲った。
最年長メンバーとしてグループを支えてきた深川麻衣(24)が7日に更新した公式ブログで、3月23日にリリース予定の14枚目シングルの活動をもって、グループを卒業することを発表したのだ。
1年ほど前から卒業を意識していたという深川は、乃木坂46は大好きな場所と説明したうえで、「次に進むには、先が見えなくてどんなに怖くても、今の場所が自分にとって居心地が良くても、そこから離れ一歩を踏み出す覚悟がなくてはダメだと思いました」と綴り、強い決心のもと、グループを去ることを報告。
「深川は1期生メンバーとしてグループ入りし、選抜入りしたのは3rdシングルから。決して結成時から推されていたメンバーではありません。ですが、上京してきたばかりで戸惑う他の中学生メンバーを学校に送り迎えするなど、その天使のように優しすぎる人柄がすぐさま浸透し、不動の人気メンバーへと成長。握手会人気も西野七瀬、白石麻衣に次ぐ3番手を争うメンバーにまで上りつめました。卒業が事実なら、同グループの過去の卒業メンバーの中でもトップクラスの人気を誇るメンバーがいなくなることになります」(アイドル誌ライター)
さらに彼女の魅力について、前出のアイドル誌ライターはこう続けた。
「深川の良さはいい意味でアイドルっぽくないところ。素人っぽい雰囲気が強いので、当初は芸能界は不向きだという声もありましたが、だからこそ親近感が沸いたのでしょう。人柄も文句なしにいいため、自然と応援したくなるというのが強みでした。アイドルとしてというより、一人の人間として愛されているメンバーだと思います。卒業を発表した3日後の1月10日には握手会イベントも開催されますから、ファンの目の前での卒業発表のほうが話題づくりにはもってこいだと思いますが、あえてブログで卒業を発表するあたりも本当に彼女らしい。新年初の握手会ですので、紅白についての話題で賑やかになることは間違いないでしょうから、気をつかったのではと推測するファンも多いようです」
深川推しのファンは、深川同様、穏やかな人が多いという。突然の発表で「おもわず泣いた」など、想像以上のショックを受けているにもかかわらず、「どういう道を選んでも応援したい」「残りの活動全力でサポートしたい」など、温かいコメントを寄せたようだ。
最後の握手会の盛り上がりや、彼女がラストシングルでどのポジションにつくかも注目が集まるところだが、「ぜひ、センターを!」と言う一途なファンの願いは届くのであろうか?
(石田安竹)