5日に放送された情報番組「5時に夢中!」(TOKYO MX)で、コメンテーターとして出演した岡本夏生が、昨年の「NHK紅白歌合戦」について批判した。
岡本は「楽しみにしていたから最初から最後まで観た」と話したうえで、「こんな歌聴いたこともねえって歌が結構あった」と突然切り出したかと思えば、「セットが3Dに頼り過ぎて、目がチカチカしてしょうがない」「衣装が地味」など言いたい放題。あげく、「予定調和の紅白。何にも驚く要素がなかった」とドヤ顔で締めくくった。
この一連のコメントはネットニュースで配信されるなど、予想以上に反響が大きいものとなった。
岡本の強気な物言いは同番組の定番なのだが、この発言を聞いた人たちは「コイツは批判しかできないのか」「ネットにいる評論家気取りのヤツと変わらない」「正論だとも思うが、岡本が言っても‥‥」と、焼け石に水といったような意見が目立った。
「やはり視聴者を納得させるには、語る人の立場は重要。たとえばナイナイの岡村が以前、飲み会の席で妻夫木聡に演技論を熱く語ったものの妻夫木に『それは違う!』と怒鳴って反論されたというエピソードも話していました。もちろん評論という第三者の意見は必要ですが、それほど演技の経験がない岡村に面と向かって言われても、たとえ正論だとしても納得できないという話のような気もします。ましてや、いくら紅白が面白くなかったとはいえ、公共の電波を使ってただ言いたいことを言えばいいというわけではないでしょうね」(週刊誌記者)
ちなみに岡本は番組のオープニングで「50歳を機にもう争い事から卒業します」と宣言。「今まで約50年間、常に誰かと争ってきたけども、その時間を他のことに費やせばよかった」と後悔しており、MCのふかわりょうは岡本のその決意を聞き、「ここまで成長するとは‥‥目頭が熱くなってきた」と感心していたが、わずか15分後には紅白批判。
全てが予定調和とかけ離れた出来事ばかり。岡本オバサンの威勢の良さは、賛否などおかまいなし、間違いなく今後もド派手になっていくことだろう。
(佐伯シンジ)