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ギャンブルライター・浜田正則の「パチンコ必勝手記」“「クギ問題」でファンへの影響は?打つか否かは新台のデキしだい!”

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◆よもやま話「クギ問題」◆

 昨年末に、パチンコ業界を騒がせた「クギ問題」。簡単に説明しますと、検定時とホールで稼働している際の「クギ姿」がまったく違うことに警察庁保安課がノーを突きつけたものです。

 おもしろいのはクギ姿の詳細で、検定時には、なるたけアタッカーおよびヘソに玉が行かず、逆に店ではシメられている「どうでもいい入賞穴」にはポコポコ玉が入る調整だった模様。

 こうすることで、検定が通りやすくなる「通常時でも玉は増えるし大当たり時もあまり玉は出ません」を繕っていたわけです。

 このカラクリも今回の通達によってあえなく終了。今年の3月までに導入予定の台は、ほぼ全てが違法機と見なされます。余談ですが、これには私およびこのページも実害を被ります。だって、この期間は間違っても新台紹介などできないから。頼むぜまったく‥‥。

 話を戻しますと、もし正式に検定取り消しになるとメーカーは対象機種を自主回収し、さらに3年間の新台申請禁止処分なので倒産は必至。現在の「見なす」段階にて撤去を進める‥‥これが騒動の全貌です。

 少々キナ臭いのは、この一件が「店が正規と異なる調整をしたからこうなった」という解釈になっていること。当然ですが、ホールは検定時のクギなど知らずに、ただ納品時の垂直に打ち込まれたクギに緩急をつけているだけでした。

 これらに関してネット等では憶測が飛び交っており、「店が新台を買わなくなったことへのメーカーの報復説」が有力視され、それを裏付けるように、現行機を撤去する際に中古台を仕入れて解決するという逃げ道も封じられています。

 真偽はさておき、今回の騒動によりメーカーは3月からの新台がまとまって売れることになるのですが、濡れ衣でクギを曲げた犯人にされ、台まで買わされる店側が何も思わないわけがありませんし、その後の展開が気になりますね。

◆実戦指南「気にしない」◆

 ともあれ真実がわかるのは何年もあとですし、結局我々ファンはどうすりゃいいのかといえば、「気にしないでいい」でしょう。

 いや、ホント。今までだって、「フィーバー台」の時や「一発台」の時も「CR」の時も、こうしたドタバタは一定周期で起きてますが、気にせずに遊んでこれたじゃないですか。なので今回も「新しく出た台が楽しければ打つ」「楽しくなかったら打たない」でノープロブレムです。

◆プロフィール 浜田正則(はまだ・まさのり) パチンコ生活歴30年。業界寄りの記述をする「パチンコライター」とは一線を画し、ファン目線で真実のみを文章につづる「ギャンブルライター」として19年目を迎える。漫画の原作者としても活躍しており、作品は多数。

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