テニスの四大大会で通算14回の優勝を誇り、世界5位の強豪ラファエル・ナダルが、開催中の全豪オープンにて初戦敗退を喫した。ナダルは日本のエース・錦織圭とランク上位を競りつつ、錦織には8戦7勝という強敵。そのため日本でもナダルの敗退は大きく取り上げられており、一部のファンからは「あの吉本芸人のせいで負けた!」という声もあがっているという。スポーツ事情にも詳しい芸能ライターが語る。
「その芸人とは、コロコロチキチキペッパーズのナダルのことです。コロチキは結成4年目の最短記録でキングオブコント2015に優勝。ボケ担当のナダルは風貌に似合わない美声が特徴で、『やっべぇぞ』の決めセリフがプチブレイクしています。芸名はラファエル・ナダルにちなんでいるものの、実際には響きのいいカタカナを相方が適当に選んで命名したそうで、本人はテニスに興味はないようですね」
なんともいい加減な由来の芸名だが、これだけならテニスのナダルが敗退した原因とは言えないだろう。だがテニスファンが危惧するのは、芸人のナダルがすっかり天狗になっていることだというのだ。前出の芸能ライターが続ける。
「1月14日放送の『ナカイの窓』(日本テレビ)で暴露されたのですが、先輩芸人のステージを観たナダルは『はー、成長しとんな』と独り言をつぶやいていたそうです。また同番組では最新の持ちネタ“ナダルリバースエボリューション”を披露したものの、だだスベりに終わる始末。番組終盤では、今年中に消えてしまう人に認定されていました。そんな一発屋予備軍に名前を使われたことで、ネット上では『芸人のナダルのせいでテニスのナダルが運を奪われた!』と言われていますよ(笑)」
なんともオカルトな話だが、“ゲンを担ぐ”の逆パターンとでも言えそうな、日本人好みの話ではある。ともあれ芸人ナダルのほうは、本家の名前を汚さないよう芸に精進していただきたいものだ。
(白根麻子)