11日に放送された日本一のコント職人を決定する「キングオブコント2015」で優勝し、みごと8代目キングの座に輝いたコロコロチキチキペッパーズ。結成4年目にしての優勝は同大会最速の記録で、仕事のオファーも急増中というまさに新星だが、彼らが本当にブレイクするためには越えなければならない、ある障害があるようだ。
ズバリ、不安視されているのが、坊主頭で美声の持ち主という強烈なキャラクターを持つボケ担当・ナダルのメンタルなのだという。
先日、南海キャンディーズの山里亮太が、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組で、ナダルの性格について話している。その性格について「(ナダルは)イジられキャラだけど、じつはイジられるのが大嫌い。プライドが激烈に高い」と説明。なんでも、ドッキリ企画を仕掛けられた際には撮影終了後、楽屋に駆け込み、自分が騙されて笑われたことが悔しくて涙を流していたとのこと。
「あのキャラをイジるなというほうが無理でしょう。もともとのトークスキル自体は他の芸人と比べると決して高くはないので、あのイジりやすさを売り物にするのは当然です。相方の西野創人は典型的な“じゃないほう芸人”なので、多くの人が注目するのはやはりナダルのほう。ですからイジラれることは確実なだけに、そこを割り切ってやらないと面白みが出ないことは本人もわかっているはず。声が面白いだけの芸人はすぐに飽きられる傾向にありますが、毎回のようにガチで凹んだり怒ったり、そのリアクションがガチな分、視聴者はおそらく飽きないのではと思います。ただ、これからバラエティ番組の出演オファーが一気に増え、先輩芸人たちに毎日のようにイジラれるとなると、本気でそれが苦手なのだとしたら、ナダルの精神的な負担はかなり大きくなるかも」(エンタメ誌記者)
また、ナダルは自身が芸人に向いていないとの考えから、コロチキ結成1カ月目にして解散&芸人引退を決意。西野に必死に説得され、持ち堪えてきたという過程があるだけになおさら心配だ。
売れるためには屈辱に耐えなければならない‥‥まさにもろ刃の剣のようなものだが、それがトップ芸人になれるか否かのカギを握っているといっても過言ではない。
(本多ヒロシ)