爆笑問題の太田光が、一般人によるテレビ番組批評に対して苦言を呈した。2月2日放送の「爆笑問題カーボーイ」(TBSラジオ)にて、「最近は素人でもみんなテレビ批評するだろ」と語り、そんな素人テレビ評を「恥ずかしい」と断言したのである。この発言には“素人”たちからの反論が噴出。その声をテレビ誌のライターが紹介する。
「番組では『2ちゃんねる潰しゃいいんだよ』とも発言しており、これにネット民は激怒。さっそく『素人がネット批判するな』との反論が巻き起こりました。最近のネット世論はツイッターなどのSNSが主な発信源となっており、相方の田中裕二も『言いたいことはツイッターで発表できる』と反応していたのですが、ここで『2ちゃんねる』をあげつらった点で、ネットに対する太田のイメージが古いことを露呈していましたね」
そんな太田に対しては、「お前も素人なのに政治批評してるだろ!」との批判も多い。いわゆるブーメランが直撃した形だが、当の太田自身は自分を別枠で考えているのではないかと、前出のテレビ誌ライターは指摘する。
「太田は積極的に政治批判していますが、自分がプロの言論人だという自負でもあるのか、それとも社会問題なら誰にでも批判する資格があるという考えなのか。いずれにしてもテレビ批評と政治批評を切り分けているのは明らかで、これぞダブルスタンダードでしょう」
ともあれ太田は、「ネットのテレビ批評を気にするなんて器が小さいんじゃない?」という声も意識したほうがよさそうだ。
(金田麻有)