3月28日に放送されたラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」で、爆笑問題の太田光が橋下徹元大阪市長を批判した。
訪米中の橋下氏が講演で語った「アメリカから日本に対し、外圧をかけてもらいたい」との発言に触れ、「バカじゃねぇの!」とバッサリ切り捨てたのだ。橋下氏について「ヘンテコリンなことを言ってる」とまで言い切った。
橋下氏といえば、爆笑問題と同じ事務所の所属で、同事務所の顧問弁護士まで務めている。なのになぜ、太田は突然、橋下氏を痛烈に批判したのか。さるジャーナリストは、「『橋下氏の発言がもっと話題になるように』という太田なりのサポートなのではないでしょうか」と分析し、次のように続けた。
「これまでの発言を見ても、太田の政治観は橋下氏の考えと大きな隔たりがあるのは間違いないんですが、根っこの部分で、太田は橋下氏が大好き。太田が橋下氏を『毒舌で応援していた』前例を考えると、エールの裏返しとしか思えないんですよね」
「毒舌で応援していた」前例とは何か。ジャーナリストがさらに言う。
「橋下氏が政界転身の一年前に出版した著書『まっとう勝負!』に収められた、爆笑問題と橋下氏の座談会です。ここでも太田は『すっごいバカ』『手に負えねえ』と、橋下氏を前にボロクソに言っていた。結果、この座談会は話題となり、橋下氏の政界進出を後押ししているんです。太田が橋下氏について毒づく時は、応援の側面もあると考えていいと思いますよ」
太田の本心や、いかに。
(白川健一)