五代友厚役のディーン・フジオカが人気になるなど、好調のNHK連続ドラマ小説「朝がきた」。多くの名優たちの中、男勝りな主人公を演じる波瑠の評価も高まっている。テレビ関係者が語る。
「女性ながら実質的なトップとして辣腕を振るう役ですが、どこか愛嬌があったり、可愛らしい一面を覗かせるのが魅力的です。そのバランスを波瑠さんは見事に演じてますね。彼女は朝ドラのオーディションは4回目の挑戦で、やっと勝ち取った役です。事務所内では『落ちこぼれ』だった過去があり、何百回も落ちながらオーディションを受け続け、小さい役から獲得して這い上がってきました。そのため、名前がない役も多く、公式HPに載ってない出演作もかなりあります」
朝ドラといえば、今までの主演女優が「精神的に追い詰められた」と話すほど忙しいことで知られるが、波瑠は撮影中も多くの番組にも出演している。
「出来るだけ関西で制作されている番組を選ぶようにはしているようですが、大変ですよね。当の本人は『多くの人に知ってもらえれば、そのぶん役のオファーも来る。役をもらえない苦労に比べたら、全く問題ない』と意欲的です」(芸能関係者)
演じることや、それに伴う苦労は大好きだという波瑠。落ちこぼれから這い上がった彼女の今後の飛躍に注目したい。
(長谷部葵)