“球界の番長”こと清原和博容疑者が逮捕されてからはや1週間。日夜新たな疑惑が勃発し、ついには元チームメイトの野村貴仁氏が現役時代、清原容疑者に薬物を渡したと証言する新たな展開を迎えている。
「野村元選手は98~01年巨人に所属していた。これは清原容疑者が巨人に在籍していた97~05年と被っています。野村氏の証言が真実ならば、他にも関わっていた選手がいるかもしれない。昨年の野球賭博に引き続き、球界全体に波及する可能性があります。巨人はまたもや窮地にたたされてしまいました」(スポーツ紙記者)
実際、清原容疑者の薬物疑惑はここ最近の話ではない。
「歌手のASKAよりも先に清原容疑者のほうが捜査線上に浮上していたんです。06年、野村氏が薬物使用の容疑で逮捕された際も、当然、清原容疑者との関係を問いただしました」(捜査関係者)
しかしながら確たる証拠が掴めず、結果として逮捕に10年近くも時間を要すことになる。だが、ここ半年ほどは常に清原Xデーが近いとマスコミ界隈で噂になっていた。
「昨年8月下旬に、清原がついに逮捕されるとの噂が週刊誌やテレビ局を駆け巡りました。そのためマスコミが常に清原の行動を張っていたんです。結局、他の事件が急展開を迎えたことで逮捕は流れましたが、同時期に清原が外で用を足している姿が週刊誌に掲載されたのが証左です」(週刊誌記者)
清原容疑者は引退後、開店休業状態が続いていたものの、近頃はテレビのバラエティ番組などに出演するなど順調に活動を続けていた。
「昨年11月からはブログも開設し、私生活や思いの丈をさらけ出すほど。それも芸能界を経由して野球界に復帰を果たそうと考えていたからだというが、別居する2人の子どもがプロ野球選手になった際、監督として関わりたいという想いがあるとも話していた」(スポーツライター)
だが、球界関係者はそれは詭弁だと憤る。
「あれだけお世話になった選手が多いにもかかわらず、PL学園のOB会にすら返事をせずに欠席。球場にも来ないし、自分から球団やテレビ局に売り込みの電話をすることはなかった。プロ野球のキャンプに白いスーツで訪れたこともありましたが、あれは週刊誌で球界OBの悪口を語り、別の超大物OBに大目玉をくらったから“お詫び行脚”として来ただけ。そういった球界への不誠実な姿を関係者は見ているんです。いくら美談めいた話を作ろうとも、彼にはもう球界の接点なんかほとんどありませんし、作る気もなかったんです。結局、クスリを買うお金が欲しいから芸能の仕事を入れ始めただけでしょう」
清原の居場所はもうどこにもない‥‥。