3月7日~10日の23時から、オムニバスドラマ「桜坂近辺物語」(フジテレビ系)が4夜連続で放送される。バカリズムが脚本を担当し、各話ごとに出演者が変わる本作品で注目されるのが、AKB48柏木由紀と川口春奈による女優対決だ。テレビ誌ライターが説明する。
「今回の4話でヒロインとして登場するのは月曜日の柏木由紀と、木曜日の回に出演する川口春奈の二人だけ。彼女たちの視聴率対決が気になるところですが、正直なところ結果はすでに見えていますね。その理由は本人たちの人気ではなく、裏番組にあります。この手の単発ドラマでは同じ時間帯に人気番組があると、視聴率が期待できないものなんです」
23時台にはニュース番組が多いなか、テレビ朝日では23時15分からバラエティを放送しており、月曜日は「ビートたけしのTVタックル」、そして木曜日は「アメトーーク!」となっている。この2番組を比べると、ドラマの視聴率を左右する若い女性が観ているのは圧倒的に「アメトーーク!」のほうで、川口の回で視聴者を奪われてしまうのは間違いないというわけだ。前出のテレビ誌ライターが続ける。
「川口には過去にもテレビ朝日に数字を奪われた経験があります。2013年10月期の主演ドラマ『夫のカノジョ』(TBS系)は平均視聴率が3.9%と大惨敗でしたが、裏番組のドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)は平均視聴率が22.9%と大ヒット。こんなお化け番組と競っても視聴率が取れるはずもなく、川口にとってテレビ朝日は鬼門となっているようです」
そんな川口はこれまで20本近くのドラマに出演しているが、なんとテレビ朝日にだけは縁がないのである。単なる偶然かもしれないが、こうなったらテレビ朝日のドラマに出演して厄払いしてみたほうがいいのかもしれない。
(金田麻有)