1月15日に放送されたテレビドラマ「わたしを離さないで」(TBS系)の視聴率が、6.2%だったことがわかった。この記録はTBS金曜22時台ドラマにおいて歴代最低視聴率だという。
「『わたしを離さないで』は世界的に有名な小説を原作とし、『JIN-仁-』『ごちそうさん』『天皇の料理番』など、近年ヒット作を次々と生み出してきた森下佳子が脚本、そして主演に有名女優・綾瀬はるかという最強の布陣で企画されたドラマのため、2桁は固いと思われていました。それがフタを開けてみれば初回から視聴率はわずか6.2%。これは無名の芳根京子が主演した金曜ドラマ『表参道高校合唱部!』の初回視聴率6.6%すらも下回る悲惨な数字です」(テレビ誌記者)
ドラマ「わたしを離さないで」は、肝臓移植を目的として集められた孤児院での物語だったため、ネットでは「暗すぎる!」「週末に観たくない」という厳しい声が飛び交っている。またこの日、裏の日本テレビでは、放送15回目にも関わらず、映画「天空の城ラピュタ」が視聴率17.9%という驚異の数字を記録したため、一部の視聴者を奪われる形にもなったようだ。
そして、そんな同ドラマは次回以降も険しい道が続いていくという。
「次回も日本テレビは、ジブリ映画『魔女の宅急便』を放送し、さらにテレビ朝日は、オリンピック出場を賭けたサッカー日本代表戦をぶつけてくるため、視聴率が苦戦するのは間違いない。このまま下がり続ければ、川口春奈主演『夫のカノジョ』(TBS系)の今世紀最低視聴率の記録を塗り替えてしまう可能性もある。もしそんな不名誉なレッテルを貼られてしまったら、綾瀬は女優として窮地に追い込まれることになるでしょう」(前出・テレビ誌記者)
ドラマの序盤は子役の出番が多いため、今後の大人時代が正念場となる綾瀬はるか。はたして彼女は最終回までに、この厳しい状況を巻き返すことができるだろうか。
(森嶋時生)