グラドルから本格的に女優業にシフトチェンジした優香。現在は「ちかえもん」(NHK)と「臨床犯罪学者 火村英生の推理」(日本テレビ系)の連続ドラマ2本にレギュラー出演中だ。さらに4月からはフジテレビが新しく土曜深夜に設けたドラマ枠「オトナの土ドラ」の第1作「火の粉(仮)」にヒロインとして出演することが決定している。
「優香は99年から14年までの15年間、志村けんの寵愛を受け続け、コントでお姫様やOLなどを演じてきました。コントの演技は瞬発力が決め手ですが、ドラマや映画の演技は持久力が必要になる。優香は長年のコントで身についた瞬間的な演技は上手なので、30秒ほどで終わるCM出演には向いている。しかし、ドラマや映画といった長丁場には明らかに不向きです」
と説明するのは多くのCMを手掛けてきた演出家。さらに、こう続ける。
「志村けんのコント番組しかり、かつてレギュラー出演していた『王様のブランチ』(TBS系)しかり、優香は脇で花を添えるポジションが向いているんです。彼女特有の“邪魔にならない程度の存在感”は、大役を任された女優としては致命的なマイナス要素。新ドラマも苦戦するのではないでしょうか」
優香は女優として“脇に添えられた花”なのか。それとも大輪の花を咲かせるのか。