1000年に一人の美少女こと橋本環奈の初主演映画「セーラー服と機関銃-卒業-」が、見るも無残な大コケとなっている。238館と大きめの公開規模ながら初週の興行収入は2000万円台と低迷し、ランキングもベストテン圏外に沈没。この結果が橋本にとって黒歴史になるかと思いきや、女優としての評価にはほとんど影響を及ぼさないというのだ。映画事情に詳しい芸能ライターが説明する。
「石原さとみの『フライング☆ラビッツ』や新垣結衣の『フレフレ少女』、堀北真希の『これでいいのだ!!』など、今を時めく人気女優たちも大コケ作品に出演していた歴史を持っています。しかし、これらの興行成績が彼女たちの評価を下げたという話は特に聞きませんね。唯一の例外は福田沙紀の『櫻の園』。そのワガママぶりで評判を落としていた福田にとって、歴史的な不入りは致命傷になったと言われています」
現在はアイドルグループの一員として活動している橋本だが、いずれは女優として独り立ちすることが既定路線だろう。そんな彼女が今後、気を付けるべきことは、入念な下調べだという。テレビ誌のライターが指摘する。
「次のステップでは出演ドラマの吟味が重要になってきます。というのも、出演映画がコケても黒歴史にはならないのに対し、ドラマがコケた場合には“低視聴率女優”のレッテルを貼られてしまうからです。武井咲は2012年の映画『愛と誠』が大コケしましたが、ほとんどの人は忘れてしまっているはず。しかし、ドラマに関しては『武井では視聴率が取れない』が定説となってしまいました」
いったん低視聴率女優と呼ばれてしまうと、その後のドラマ主演も武井のように“ゴリ押し”と批判されてしまうもの。橋本も映画の不出来はさっさと忘れて、来るべきドラマが不人気に終わらないことを祈ったほうがよさそうだ。
(金田麻有)