5月恒例の「長者番付」が発表されなくなって久しいが、やはり“稼いでナンボ”が芸能人の本懐! 100年に一度の不況などどこ吹く風とばかりに荒稼ぎした、人気沸騰のブレイクTV美女の年収を独自調査で大公開する――。
CM制作費が3~4割減
一昔前まで、GWの喧騒が一段落したこの時期の風物詩といえば、国税庁が発表する全国の高額納税者一覧、いわゆる「長者番付」の公示だった。が、個人情報保護法制定で04年度を最後に見納めとなっている。
本誌は、そんな「長者番付」ファンであろう読者諸兄の潜在的要望にお答えする形で、昨年人気が急上昇した美女をピックアップ。その1年間の稼ぎっぷりを、極秘の出演ギャラリストやCM契約額ランキングをもとに独自試算。最新の長者番付をはじき出した。
芸能評論家の金沢誠氏が言う。
「やはり08年のリーマン・ショックによる世界不況が芸能界にも影を落としている。ドラマなどテレビ番組やCM制作費も3~4割削減されていることもあり、昔と違って億単位で荒稼ぎする大物が少なくなっています。芸能人とはいえ、テレビに出るだけでは食べていけない時代になった」
そんな逆風もなんのその! 堂々の1位に輝いたのは綾瀬はるか(27)だ。
「昨年は最高視聴率26・1%を記録したドラマ『JIN-仁-』(TBS系)で人気に火がつき、CM1本当たりの単価は3500万円台から一気に5000万台まで高騰。映画『プリンセス トヨトミ』や日本生命のハードル越えCMで無防備にFカップを揺らす心憎い演出が、オヤジ族の心をつかんだ」(芸能デスク)
アイドル評論家の堀越日出夫氏も手放しで評価する。
「今のご時世でなければこの1・5倍の額を叩き出していたのは間違いない。その意味で綾瀬は『不況に強い女優』と言えます。来年にはNHK大河ドラマ『八重の桜』の主役が控えており、この先どこまでギャラが高騰するのか‥‥」
次いで2位につけたのがCMを中心に稼ぎまくった黒木メイサ(23)。だが、
「女豹のようなワイルドなイメージが幅広い世代に浸透。CMギャラも今年になって5000万台に乗ったものの2月に元KAT-TUN・赤西仁と電撃デキ婚を発表し、仕事を次々ドタキャン。これから稼ぎ時だっただけに所属事務所としては手痛いところだが、『NEWS ZERO』(日本テレビ系)に出演する事務所の後輩の桐谷美玲(22)が、今後は躍進してくることになるでしょう」(芸能記者)
生き馬の目を抜く芸能界だけに、「長すぎる産休」にならなければいいが。
3位にランクインしたのは、オヤジ世代にも絶大な人気を誇る佐々木希(24)。前出・芸能デスクが言う。
「ルックスは完璧なのぞみんですが、弱点は演技力。これだけ多くのCMスポンサーを抱えていれば、当然ドラマへのキャスティングが容易なのですが、あのセリフ棒読みでは女優としては厳しい。最近ではCMでもセリフが減っている」
人は見た目が9割、いやのぞみんに限っては「見た目10割」のビジュアル長者と言えるのかも。