昨年5月に行われた大阪都構想の住民投票に敗れ、橋下徹元大阪市長は政界を退いた。
昨年12月の市長退任以降、私人となった橋下氏だが、今年4月からフリーアナウンサーの羽鳥慎一とタッグを組んだ冠番組をスタートさせるなど、その影響力は衰える気配がない。
そんな橋下氏は2月から、月会費1万円というオンラインサロン「橋下徹の激辛政治経済ゼミ」をオープン。高額にもかかわらず、申し込みが殺到している。これについて、
「メディア関係者だけで定員オーバーじゃないですか」と語るのは、自身も第1期応募に申し込んだというテレビ関係者だ。
「月1万円で橋下さんとの繋がりができるなら、タダみたいなものです。ウチの局の人間もかなりの人数が申し込んだみたいですよ。年間2回、温泉地で合宿をやるとのこと。雑誌の記者さんからも、ネタ集めの参加申し込みが殺到するでしょうね」
実際、2月中旬に行われたオンライン討論ではアクセスが集中し、サーバーダウン。参加者に全額を返金して再スタートする、と橋下氏がツイッターで告知している。
いまだ影響力絶大な橋下氏が始めた「高額オンラインサロン」。儲かりすぎて政界復帰の意欲が失せるかもしれない。
(白川健一)