4月15日に、スペシャルドラマ「民王」(テレビ朝日系)が放送されることが発表された。同作品は、昨年の夏に放送されていた連続ドラマの続編となる。
「『民王』は、『半沢直樹』『下町ロケット』(共にTBS系)など次々とヒットを飛ばす小説家・池井戸潤の原作を『SPEC』などの西荻弓絵が脚本を務め、ドラマ化されました。そして放送後は、ドラマアワードやギャラクシー賞を総ナメし、視聴者からも高評価を得たことで、続編となるSPが決定したようです」(テレビ誌記者)
そんな「民王」の主演は、遠藤憲一と菅田将暉が務め、連続ドラマでは、お互いの心が入れ替わるという難役に挑戦。両者のコミカルな演技や、笑いあり涙ありの怒涛の展開が視聴者から好評を博し、終了からわずか半年で続編決定となった。
だが、今回のスペシャル放送にあたり、連続ドラマ時代、重要なライバル役を演じていたある大物俳優の名前がキャストから消えているという。
「連ドラでは主人公たちと敵対する役で、物語を盛り上げていたのが草刈正雄です。しかし今回、SP版のキャスト一覧には名前がありません。現在、彼はNHKの大河ドラマ『真田丸』に出演しており、堺雅人演じる主人公の父親役として、実質、主演ともいえるほどの出番をこなしています。そのため、多忙なスケジュールが重なり、今回の『民王』には参加できなかったのでしょう」(前出・テレビ誌記者)
今回はスペシャルのほか、翌週の4月22日には相武紗季らを迎え、「民王」のスピンオフドラマも放送される。この勢いに乗り、もし今後、シーズン2ということになれば、その時はぜひ草刈の再登場をファンは望んでいることだろう。
(森嶋時生)