女子中学生の誘拐・監禁容疑で逮捕された寺内樺風容疑者。大学を休学してアメリカに渡り、飛行機の操縦免許を取得したという優雅な生活ぶりも話題になっているが、そんな彼のSNSアカウントが特定され、多くの関係者を混乱に巻き込んでいる。IT系のライターが説明する。
「基本的に実名での登録を義務付けられているフェイスブックのアカウントは、珍しい名前のためにすぐに特定されました。全体的に非公開の項目が多く、他人が確認できる情報は限られていますが、サンノゼ市内の空港で訓練していたことや、サンフランシスコ上空で訓練飛行をしていたことなどが確認できます」
ここで気になるのが友達リストの中身。非公開設定にはなっているものの、ネットの知識がある人なら、同容疑者を友達にしている日本人利用者を何人か確認することができる状態だ。また、今でも同容疑者に対して友達申請したり、記事をシェアすることは可能となっている。そんな寺内容疑者に絡むことで生じる問題点を前出のIT系ライターが指摘する。
「寺内容疑者の記事を面白半分にシェアしたりすると、その人の名前が誰にでも見える状態になります。そうやって自分をさらけ出す行為は思わぬところから嫌がらせを受ける可能性に繋がりますので、記事のシェアは絶対に避けるべきです。また同容疑者と友達になっていた人は、すぐに友達リストから削除したほうが安全ですね」
なおアメリカ生まれのフェイスブックらしく、ヘルプページには「性犯罪者を報告するにはどうすればよいですか」という項目が用意されており、「性犯罪者はFacebookを使用することを禁止」していると明言されている。今後、同容疑者のアカウントが運営サイドから強制削除される可能性も高そうだ。
(金田麻有)