「あんな奴を甘やかすな」という世間の総意を代弁するかのような発言に多くの支持が集まっている。
4月3日に放送された情報番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、5人女性との不貞騒動により、今夏の参院選への出馬を見送ることとなった作家の乙武洋匡氏の話題になった際のこと。ダウンタウン・松本人志が、同番組でコメンテーターとしてゲスト出演することも多かった乙武氏からメールを受けて取ったことを報告。その詳しい内容には触れなかったが、「シェーカーを振る用意はしておきます」と書かれていたという。
同番組ではコメンテーターの他に各分野の専門家たちがバーテンダーに扮して出演していることから、その枠での出演を狙っているという意味合いだが、ご存知のとおり乙武氏はシェーカーを振ることができないため、自虐を交えたブラックジョークだ。
松本はこれに対し、「これも最後のカラ元気やと思うで。そこをあんまり悪く言わないであげて!」と全力で庇ったのだが、それを無視するかのように辛口な意見を放ったのがこの日、コメンテーターとして出演したウエンツ瑛士だ。
乙武氏の今回の報道について「奥さんが遊んでくれてもいいよって空気だったんじゃないんですか?」と、相変わらず擁護に回った松本に対して、ウエンツは「だったら、そんなに相手が多くいる必要もなかったんじゃないですか」とバッサリ。さらに、乙武氏が政界進出を考えていたことについても、「昔の乙武さんなら見てみたい気はしましたけど、現在の調子に乗ってる乙武さんの政策ならそんなに期待できない」と辛辣にズバリと言い放っている。
「松本は徹底して擁護していましたが、これにウエンツも乗っかっていたら番組の内輪ノリ全開の気持ち悪いものになっていたことは間違いないです。あきらかにウエンツの意見が世間一般の考えに近いですから、共感を呼んだのでしょう。自分に何かあればブーメランですから、それを恐れずよく言ってくれたと思います」(エンタメ誌記者)
ネット上では「ウエンツ、意外にいいこと言うじゃん」「こういう毒舌は大事」「ユーモアでかわそうとするヤツより、一般的な視点をもった人のほうが信頼できる」と、ウエンツを絶賛するコメントが集まっている。
小池徹平とのデュオ「WaT」を解散したばかりのウエンツだが、思わぬ形で評価されることとなった。
(本多ヒロシ)