壇蜜が白のジャージに身を包み、保健体育担当の“壇蜜先生”に転身だ。映画やドラマの話ではない。2016年度の「NHK高校講座」にて、ラジオ第2で放送される「保健体育」のレギュラーとして出演。今後1年間にわたって全42本の講座を担当することになったのである。
4月6日の初回放送では早速、壇蜜節が全開だ。オープニングトークでは講師の大学教員を相手に「私たち初対面なんです。これからなんです私たち! 一緒に頑張りましょう」と、おなじみの口調で語りかけ、何を頑張るのかと心配になってしまうほど。そんな壇蜜のレギュラー就任が、あの噂を一蹴する結果になったと語るのは、芸能ライターだ。
「これで壇蜜が今夏の参議院選挙に出馬する可能性はほとんどなくなりましたね。民放以上に慎重なNHKですから、壇蜜サイドから『途中降板はしない』との言質を取っていないはずがありません。出馬の可能性がないからこそ、今後1年間にわたってのレギュラーに起用したと見ていいでしょう」
タレントにとってNHKのレギュラーは最高に美味しい仕事の一つ。しかも、グラビアから知性派へと舵を切った壇蜜に「高校講座」のレギュラーは願ってもないポジションだろう。
一方で、壇蜜にはそもそも出馬の意思はなかったと見る向きもある。週刊誌の記者はこう語る。
「いくら知性派にシフトしたといっても、彼女がグラビアでバストトップまで披露していたのは紛れもない事実。いざ選挙戦になったらそこをつつかれるのは間違いありません。2009年に当選した民主党・田中美絵子元議員の例では、映画でバストをさらしていたことが発覚して大騒ぎに。その後は2度にわたって落選し、政界を引退した前例もあります。そんなリスクを冒して出馬するほど、彼女はバカではありませんよ」
もっともこの手の心配は、壇蜜が出馬すると勝手に騒いでいる外野の気苦労かもしれない。当の彼女は「高校講座」のなかで、「普通でいることとか健康でいることの当たり前は実はとても難しいこと」と語っている。きっと彼女は壇蜜が壇蜜らしくあることを何よりも大事にしているのだろう。
(金田麻有)