「ガリレオ」以来、連ドラ出演3年ぶりと話題を集めた、福山雅治主演“月9”ドラマ「ラヴソング」(フジテレビ系)。だが、11日に放送された初回平均視聴率は10.6%と大爆死。苦しいスタートに業界関係者も戸惑いを見せている。
「放送前から福山人気の陰り、無名ヒロインの起用で苦戦が強いられることは予想されていましたが、まさかここまで低いとは‥‥。しかもその大惨敗の原因が、あの“桐谷さん”だというから業界も激震でしょう」(テレビ誌ライター)
桐谷さんとは、深夜番組「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)で、生活のほぼすべてを株主券でまかない、現金を極力使わずに生きる元プロ将棋棋士・桐谷広人さん。その独特のキャラクターが番組で人気となり、いまやお茶の間で最も熱い視線を送られる、66歳のシロウトおじさんだ。
「日テレは天下の福山潰しに裏番組で桐谷さんをぶつけてきたんです。その結果『月曜から夜ふかし2時間SP』の視聴率はナント15%超の大勝利。かつて自身のことを『スターじゃない、ビッグスターだ』と言っていた福山が、まさかド素人の桐谷さんに負けるとは。もはやビッグダディ以来の破壊力を持つ“高視聴率素人”と言っても過言ではありません」(芸能記者)
「痛快!ビッグダディ」(テレビ朝日系)といえば、シリーズ最高視聴率19.3%を記録したこともある怪物番組であったが、ここにきて日テレは、ビッグダディ級の番組改編期の強力な切り札を手に入れたことになる。
思いもよらぬビッグスターの誕生に、他局は今後どう攻勢をかけるのだろうか。
(佐藤マコト)