DeNAも出足でつまずいた。池田純社長以下、フロントのIT方式の営業努力で満員御礼が続き、ビジネスは好調だが、チーム成績がついてこない。チーム内部からは「中畑さんが監督の時は、負けていてもいろいろと話題を提供してくれたので観客動員に影響はなかったが、発信力の落ちるアレックス・ラミレス監督(41)の場合、それがどう影響するか心配です」と不安の声が上がっている。おまけにラミレス監督は、日本語はほとんど理解できるが、雑談までは難しく、通訳が間に入る。その通訳が不慣れで、訳を省略することがあり、マスコミからブーイングも起きている。スポーツライターが明かす。
「キャンプ中に『ロペスを三塁で使ってみる』という重要なコンバート案をラミレス監督が語ったのに、通訳されなかった。今後、負けが込めば、ラミレス監督が問題発言をするかもしれませんが、都合の悪いことは通訳されないかもしれません」
昨年は前半を首位で折り返した新マシンガン打線が武器だったはずだが、梶谷隆幸(27)、石川雄洋(29)が故障で開幕に間に合わず、バルディリスを解雇して獲得した新外国人ロマック(30)が打率1割にも満たずに早くも二軍落ち。チーム打率も2割1分1厘(4月8日現在)と、今や12球団一寂しい貧打線となっている。ラミレス監督は新外国人の獲得を求めているというが、今後も波乱含みだ。
さて、一連の野球賭博事件で「球界の盟主」の名が地に堕ちた巨人では、内海哲也(33)や杉内俊哉(35)、大竹寛(32)の先発陣がケガや不調で二軍調整中。くじによる高校野球賭博に参加したと報じられた宮國椋丞(23)については、
「球団の事情聴取を受けている、と聞いています。巨人には他にも賭博に関与した選手がいるとの情報が消えません」(前出・スポーツライター)
さらに、開幕直前に堤辰佳GM(50)みずからが、阿部慎之助(37)の二軍降格を発表する予想外の船出になった。阿部の捕手復帰が高橋由伸監督(41)体制の目玉だっただけに、球団にとっては大誤算。堤GMは降格の原因を「コンディション不良」とコメントしたが、「別の理由」もささやかれているようで、
「12年に発覚して以降も、たびたび密会が報じられたGカップグラドル、小泉麻耶(27)とのスキャンダルです。どうやら球団が間に入る形で『清算交渉』が行われているのだと。この問題に一定の結論が出ないと、一軍に上がることができないということですが、近々、決着がつきそうだと聞きました」(スポーツ紙デスク)
これについて、球団関係者はこんな不穏な情報を明かす。
「小泉が何か阿部に関する秘密を握っているんじゃないか、という噂も流れています。それが賭博関連の問題ではないのか、とも。もしそれでトラブルになったら、将来の監督就任の目が危うくなる。慎重な交渉が必要でしょう」