昨年末にテレビ復帰を果たし、メディア出演急増中の若槻千夏が、アイドル時代のファンによる優しい言葉に涙を見せた。これは4月12日に放送された「ずっと引っかかってました。~ヒロミ&ジュニア心のとげぬき屋~」(日本テレビ系)でのワンシーンだ。
若槻はイベントに2000人が集まり、写真集を100冊買うファンもいたアイドル時代を懐かしみ、当時のファンが今では自分を嫌っているのではとの不安を口にした。それに対してVTR出演した古参ファンは、「後悔は微塵もなかった」と断言。それを聞いた若槻は涙に言葉を詰まらながら、「社会を経験して戻ってくると‥‥みんなが優しいです」と感謝したのである。この涙が若槻サイドの巧妙なイメージアップ術と見るのはテレビ誌のライターだ。
「ブログでは『好かれない前提で仕事しています』と書いている若槻ですが、31歳で子持ちとなった今でも体型を維持しており、女性人気は高値安定しています。そこで今度は男性人気も高め、『毒舌だけど可愛い』というキャラを定着させる気ではないでしょうか」
実際、今回の番組でもアイドル時代の映像を大量に発掘し、10代の頃は相当に可愛かったことをアピール。さらにファンの言葉に涙することで、心のピュアさもアピールできたはずだ。テレビ誌のライターが続ける。
「4年間のブランクは大きく、若い視聴者にとって若槻は“金髪の派手なお姉ちゃん”に過ぎません。一方でおバカキャラ時代の若槻も知らないので、ここで積極的にキャラ作りしておけば、新たなイメージを生み出せる可能性があります。幸い、ルックス面では30代に見えない若さを保っていますし、毒舌の多い鈴木奈々といった感じのポジションを狙えそうです」
果たして「毒舌だけど可愛い」キャラは定着するのか。それとも単なる「毒舌女」になってしまうのか。いまの若槻には可愛らしさの維持が重要なミッションになっていそうだ。
(金田麻有)