芦田愛菜のセーラー服姿で話題になっていたドラマ「OUR HOUSE」(フジテレビ系)の第1話が4月17日に放送され、視聴率4.8%の爆死発進となった。裏番組のドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」(TBS系)が、今クールの民放ドラマで最高となる15.5%を叩き出すという逆風があったものの、まさかの低空飛行に「あのドラマの再現か?」という疑念が広がっているという。テレビ誌のライターが説明する。
「日曜21時枠のドラマは3年ぶりの復活となりますが、2012年に放送されたオダギリジョー主演の『家族のうた』が平均視聴率3.9%と爆死し、全11話の予定が8話で打ち切られたのは記憶に新しいところ。そんな黒歴史を持つドラマと『OUR HOUSE』にはいくつかの共通点があり、同じような末路を描くのではと懸念されています」
両作品の共通点としてはホームコメディであることに加え、父親がミュージシャンであること、中学生の長女がしっかり者なこと、母親が亡くなっていることなどが挙げられる。さらに細かい点をあげれば、父親役のオダギリと山本耕史が共に著名な女優を妻としている点も一緒だ。こうなってくると視聴率に関しても、似たような道筋をたどっても不思議はない。
なお「家族のうた」では第4話で3.1%を記録したが、なんとか2%台への陥落は免れている。一方の「OUR HOUSE」は、いまや伝説と化した同局の「HEAT」がマークした2.8%を下回らずに済むのか。誰も観ていないドラマに注目が集まるというのはなんとも皮肉な話だ。
(金田麻有)