ドラマ「OUR HOUSE」(フジテレビ)の爆死ぶりが止まらない。5月8日の放送回でついに視聴率が3.8%まで下落し、第4話までの平均視聴率は4.4%に沈没。同局の伝説的爆死ドラマ「HEAT」でさえ同じスパンでは平均4.5%だったことから、すでに打ち切りフラグが立ったも同然だ。そんな爆死ぶりが及ぼす影響についてテレビ誌のライターが解説する。
「この体たらくに主演・芦田愛菜の所属事務所は激怒していることでしょう。『OUR HOUSE』には芦田だけでなく、後輩で人気子役の寺田心も弟の役で出演。事務所にしてみれば二枚看板を出したのに、その二人に“低視聴率子役”という悪評すらつきかねない現状に、頭を抱えているはずです」
その芦田は2011年にドラマ「マルモのおきて」の大ヒットでフジテレビに貢献。続く2011年には大爆死ドラマ「家族のうた」の後を引き継いだ「ビューティフルレイン」に主演し、視聴率を回復させた立役者だ。そんな芦田を爆死ドラマに出演させてしまったフジテレビと、所属事務所との関係について、前出のテレビ誌ライターはこう語る。
「今作では野島伸司による脚本の陳腐さが目立ち、今後の視聴率回復はほぼ絶望的。しかも、芦田の妹役には野島が総合監修を務める俳優養成スクールの子役がゴリ押しされており、芦田の所属事務所が今後、野島作品を拒否する可能性は高い。フジテレビとしては寺田が『バイキング』で好評を博していることもあり、事務所との良好な関係は継続したいはず。今後、事務所側のフジテレビに対する発言力が大きくなりそうです」
視聴者としてももはや賞味期限切れの野島作品より、将来性のある芦田や寺田の演技に期待したいはず。フジテレビもそろそろ、昭和の栄華を引きずるロートルたちに見切りをつけたほうが良さそうだ。
(金田麻有)