NHKの朝ドラ「マッサン」で一躍全国区の顔になった米女優シャーロット・ケイト・フォックスと、人気子役・芦田愛菜がW主演したドラマ「OUR HOUSE」が、6月12日の第9話で終了することがわかった。フジテレビとしては、日曜午後9時枠でのドラマ放送を3年ぶりに復活させた第一弾としてプロモーションにも力を入れたが、これまでの平均視聴率は4.66%と振るわなかった。芸能ジャーナリストは「打ち切りは当然」と言う。
「午後9時枠でこの数字は、スポンサーに“詫び”を入れるレベルです。1クールは大抵10話ですから、9話で終わりは遅すぎたかも。敗因は、視聴者からも指摘されている“古臭さ”。野島伸司氏の脚本も古臭いし、W主演がケイト・フォックスと芦田という、正直“旬”の人が1人もいないキャスティング。継母が外国人というドラマの設定でしたが、野島さん自身、ステップファミリーの実情をよく分かっていない気がします。話の流れもありきたりで、コメディーなのかシリアスなのかも曖昧。どうしてこんな企画が局内で通ったのか、フジテレビが不思議でなりません」
この失態、芦田だけでなく、加藤清史郎や寺田心といった打ち切り知らずだった人気子役たちの“トラウマ”となりかねない。
(李井杏子)